044 番外編 バレンタインデーにちなんで チョコのお話

“もう、ええかげん、義理やら本命やら、やめようや‼”と突っ張っている貴兄。でも、心のほんの片隅では“去年のバレンタインは日曜で、あんまり貰えへんかったけど、今年は月曜で、少しは期待できそうや⁉”と呟いている貴兄も多いのでは⁉
ヨッサンの場合、もうかれこれ30数年前…、1970年代後半から1980年代…リスナーから頂く愛情チョコは“人気のバロメーター”でもありました。(“AアナウンサーやBアナウンサアーよりも、ようけもろたで…ウシシ)

そんなチョコ群の中でも、今なお、ハートのスクリーンを映し出すシーンがあるのです。あるバレンタインパーティでK・Jさんから手渡された…“コーラのミニ缶”+“小さな星型のチョコが入った小瓶”…“どういう意味やねん⁉”と聞いてみた。彼女は、はにかみながら“あなたはラジオDJの☆(スター)だけど、あなたに濃く(コーク)愛され、お傍にいたいの”…ヨッサンの心臓は月面宙返りしたのであります!??
さて、朝ワイドDJをやっていたヨッサンはチョコにとろけることなく、お仕事でチョコレートドリンクのお店を取材。チョコのドリンク⁉誤植ではありません。そうなんです。一年中バレンタインが味わえるお店(1986年開店、当時は心斎橋筋にあった)「エクチュア」を訪れました。
オーナーの植松良夫(現在は秀王)さんに質問。“何でまたチョコレートを飲まそうと考えついたんですか?”
ヨッサンの素朴な質問は、実は無教養極まりないことが分ったのであります。植松さんはチョコ不思議発見のお話しを濃厚なコクのある語り口で教えてくれました。

「吉川さんネ、チョコレートは始め、飲み物だったんですヨ!それも中国じゃないけど、4千年の歴史を誇ってましてネ、チョコレート発祥の地メキシコでは、アステカ(文明)の人々がチョコを毎日飲んでいたんですヨ。特に国王は1日50杯ものチョコレートを飲んでいたんです。
で、1519年、スペイン人によってアステカ王国は滅ぼされたでしょ。その時スペイン人はチョコの原料であるカカオに初めて出会い、これがスペインからイタリアへ、フランス、イギリスに渡り、1656年にはロンドンで、ウチの店(エクチュア)の原点、“チョコレートハウス”が誕生しました。このチョコレートハウス、ま、多目的サロンでして、チョコドリンクを飲みながらゲームをやったり、駄弁ったり…これがウケて、ヨーロッパ各地へ広まっていったんです。
皆さんご存知の、あのルイ14世の王妃マリア・テレサはチョコドリンクを普及させた第1人者だし、ナポレオンもそう。ドイツの文豪ゲーテ、彼は、旅する時は自宅から愛用のポットとチョコを持参してたんですって。彼が70歳を過ぎた頃(1820年)、19歳の若い愛人ウルリケ嬢にこんな句を添えてチョコを送ってるんです。“あなたの雰囲気に、いつもピッタリのチョコレートを楽しんで下さい。飲むんじゃなくて、とても美味しい食べ物として”その頃なんでしょうネ、チョコが飲み物から食べ物へと移っていったのは。

所で、チョコドリンクの効能は、栄養価が高いから産前産後の女性にいい、二日酔いのも効果がある、それから精がつくから精力剤としてもバッチリなんです…。もしかしたら、子沢山のかの知事も夫婦揃ってチョコファンだったりして…ただし文化をかじることだけはやめて欲しいもんだ!
現在は松屋町にある“エクチュアからほり「蔵」本店”(2003年から)古い屋敷を再生して造られた日本家屋の落ち着いた雰囲気…蔵のきしみとチョコの相性が抜群です。(電話06―4304―8077。水曜休み)。(よしかわ・ともあき FM大阪くらこれ企画プロデューサ)

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一年中バレンタインが味わえる、エクチュアからほり「蔵」本店

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