061 二十数年ぶりの再会・インタビュー 五嶋みどり②

前号で1986年、ヨッサンが(当時の)みどりちゃんにインタビューした模様をご紹介しましたが(おもろかったでしょ!!?)、その続きをご紹介しましょう。(M:五嶋みどり S:五嶋節(みどりのオカン) Y:ヨッサン)

外国の音楽学院などでは、生徒達同士が忌憚のない意見や批評を述べ合って演奏向上を図っている…と聞いていたのでそのことをみどりちゃんに聞くと!??何故か…沈黙が…。

M「……」

S「ゆいゆい(言いなさい)」

M「どうかしら、ウッフフフフ…」

Y「どうかしら…、上品やナア」

S「そうや、この親にあって、この娘あり!」

Y「あら、まあ。ところで、ファッション、どんな色が好き?」

M「緑が好きです!」

Y「ほんまに?へェ~」

S「ホント」

Y「明日のステージは緑(色のドレス)?」

M「分かりませんネェ~」

Y「分かりませんネェ~、これ、クセですか?」

S「知らんけど…分かりませんね、ゆうたら皆黙ってしまうから、ええんちゃうかな?」(次の日のザ・シンフォニーホールのステージに現れたみどりちゃんの衣装は、まさに目に沁みこむ“エメラルドグリーン”でありました。したたかや!!?)

Y「お母さんの夢、ひと言で、みどりちゃんに対して!」

S「ないわ‼」

Y「稼げ稼げ⁉」

S「全然」Y「結婚は?」

S「早くして、はよどっかに行って欲しいですネ。私は自由が欲しい!エへへへ…」

~時は流れ20数年後…~

“世界のMIDORI”と昨年(2010年)6月再会したヨッサンはあまりの女性らしく高貴なみどりさんに驚愕したのです…研ぎ澄まされたひんやりとした緊張感とでも言おうか。

世界に向けて音楽を通して社会貢献をしているみどりさん。「特定非営利活動(NPO)法人ミュージック・シェアリング」を2002年に設立。自ら理事長となり文化・芸術の振興と、子供の健全育成を目的として活動なさっています。その1つがICEP(インターナショナル・コミュニティー・エンゲージメント・プログラム)で、みどりさんが若手の演奏家とカルテットを結成して、アジアの国々(ベトナム、カンボジア、インドネシア、モンゴル、ラオス)の学校や子供病院・児童施設などを訪問し、音楽を通じて明日への夢を抱くきっかけ作りを提供しているんです。

いつものように和やかな雰囲気を作ろうとニコヤカに…

Y「実は20何年振りにマイクを向けるんです。みどりさんが、まだ大阪のみどりちゃんやった頃です。(どないしたんや?ホンマやったら頬が緩むはずなのに、ニコリともしないみどりさん)今や世界のみどりさんなんですが、今回、“活動報告コンサート”お疲れさまでした。(ヨッサンを凝視し続けるみどりさん)まず、インターナショナル・コミュニティー・エンゲージメント・プログラムとは?」

M「略してICEP“アイセップ”と読みやすくしておりますけど…」(愛想なし)

Y「この貢献度って凄いですネ!?」

M「ハイ、私たちのミュージック・シェアリングでの活動においての理念というのは、本物の音楽を子供達に届けるということですが、“アイセップ”もその活動の1つです。若い演奏家が実体験を通じて、色んなことを学んでいただいて、将来の活動に役立てていただきたいと思っています。」

活動の意義、趣旨、…を間断なく話すみどりさん。真摯なメッセージがマイクに吸い込まれていきます。(和気藹藹度ゼロ)

……が、終了後、あのみどりさんが相好を崩し顔をほころばせ“お久しぶりです。覚えていますヨ!”屈託のないあの“みどりちゃん”に戻った!ヨッサンの張り詰めた肩の荷がドサッと崩れ落ちたのでした。(よしかわ・ともあき FM大阪くらこれ企画プロデューサー)

061goto

五嶋みどりさんのCD「MIDORI」のジャケット

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