おとなの文化村(644) 南屋本舗 開田早代さん

今夜のお客様は「開屋本舗(ひらきやほんぽ)株式会社」代表取締役、開田早代さんです。

「MOTTAINAI」を「OISHII」に!の言葉をポリシーに富田林を本拠に幅広い地域のお客様が「笑顔」になれる食品を提供する開屋本舗さん。社長の開田早代さんは大阪富田林で1968年にお豆腐屋さんの次女として生まれ、服飾の専門学校を中退、結婚して3人の子供をもつ開田さん。ご主人の居酒屋を手伝いながら平成10年にたこ焼き屋さんを地元富田林市で開業。キッチンカーを3台所有するなど業務の拡大を図ってこられました。そこで、タイムロスになるたこ焼きが増えたことからMOTTAINAIと強く思うようになり、「もったいない×ラボ」を設立。真空フライを用いた食品加工事業を開始、たこ焼きのお菓子を開発販売。同時に、地元特産の海老芋の親芋がたくさん廃棄されていると知り、それを美味しい何かに出来ないか?とまたもや商品開発に取り組まれました。大阪地域創造ファンドに採択「大阪産(もん)認定商品」獲得。よしもと47シュフラン金賞受賞はじめ全国の食博覧会、フードセレクション、アグリフードEXPO、インターナショナルギフトショーなどに出展。昨年、2019年からオリジナル食品ブランド「coco-vege(ココベジ)」の開発に取り組み「わたしにやさしいチップス」がフード・アクション・アワード2019を受賞。富田林市の工場・直営店「ココベジキッチン」を拠点に百貨店や各地のマルシェ出店にと日々走り続け「まだまだ道半ばですが主人と娘に助けられ少しづづ目標に向かって進んでいます」と語る開田さん。今夜はスタジオにオリジナル開発商品「ココベジ」をお持ちいただきました。

これに関連する記事

おとなの文化村(643) 天見温泉「南天苑」 山崎一弘さん

今夜のお客様は天見温泉「南天苑」店主、山崎一弘さんです

南天苑は河内長野市天見にあり、その本館は明治・大正時代に東京駅や日本銀行本店などを手がけた名建築家、辰野金吾の建築の中でも数少ない和風建築のひとつで戦前に堺から天見へ移築されたものです。戦後、南天苑として創業、明治建築研究会の調査の結果、それまで口承だった辰野金吾建築が証明され、2003年「国の登録有形文化財」に指定。旅館業を営みつつ生きた文化遺産として後世にその姿を伝えることになりました。山崎一弘さんは1960年(昭和35年)生まれ、河内長野市ご出身。1982年、大阪商業大学を卒業し大和実業株式会社に入社。1988年株式会社南天苑へ入社、1995年、代表取締役に就任されました。なんばから南海高野線で40分、里山風景の豊かな自然の中に日本庭園3000坪、辰野建築の中でも現存する数少ない和風建築の旅館を引き継ぎながら、観光・文化保存・まちづくりにライフワークとして取り組まれています。今夜は「南天苑」の魅力とともに、山崎さんを先頭に河内長野駅前商店街で「シャッターを開けろ」を合言葉に始まったエリアリノベーション事業など熱く語っていただきましょう。

これに関連する記事

おとなの文化村(642) 人と不動産 小上馬大作さん

今夜のお客様は「株式会社人と不動産」、代表取締役社長、小上馬大作(コジョウマ・ダイサク)さんです。

小上馬さんは 1978年、昭和58年 大阪市生まれのニューヨーク育ち。大学時代に上京し、2008年、30才の時に家業を継ぐために大阪に戻られます。2010年から地元のまちづくり団体「からからほり倶楽部」に入会し、萌(ほう)練(れん)惣(そう)などの長屋再生運営に携わり、谷町六丁目の長屋再生シェアオフィス「龍造寺Lab.造(りゅうぞうじラボ・みやつこ)」の管理運営を担当。2015年に「人と空間を活かす会社」をコンセプトに「株式会社人と不動産」を設立し、「物件に関わるすべての人たちをイキイキと輝かせる不動産会社~人を中心に不動産を考える~をコンセプトに不動産仲介から不動産に関わる業務全般を請負うしごとに取り組んでおられます。設立以来5年間で京都市、豊中市、大阪市などで築年数の古い築古(ちくふる)物件の賃貸事業の再生をプロデュース。現在はレンタルスペースなどの空間デザインと運営なども手掛けられています。今夜は築80年、50年以上使われていなかった元工場兼住居の2階建て物件を、コロナ期間中に32日間かけて完全DIYでリノベーションしたレンタルスペース「上町サンク(Uemachi Sanc)」のお話など、小上馬さんの活動をご紹介したいと思います。

これに関連する記事

WordPress Themes