おとなの文化村(434回) フリーライター 前川佳子さん

今夜のお客様はフリーライターの前川佳子さんです。

前川さんは兵庫県西宮市、夙川のお生まれ。立命館大学産業社会学部を卒業後、広告制作会社にコピーライター見習いとして入社。1984年に会社を辞めて、フリーのコピーライターに。さまざま仕事に取り組むなかで、大阪市市長室発行の広報誌や財団法人大阪都市協会発行の月刊「大阪人」のライターとして、大阪の近代建築や伝統食の取材や人物インタビューなどの仕事にも携わられます。そして、2001年、月刊『大阪人』の北辻稔編集長からの「旧い大阪ことばの聞き取りを今、しておくべきではないか。ついては船場にルーツをもつ前川が担当しなさい」という提案をうけ、大阪の旧い人たちの聞き書き連載「大阪ことばを語りつぐ」が始まりました。明治大正昭和生まれの大阪人、およそ100人に旧い大阪の話を聞き、その方たちが使う大阪弁のエッセンスを損なわない読み物として、船場育ちの生活文化史研究家・近江晴子さんの監修で7年間連載を続けられました。今回、そのうちから50編を選び、加筆訂正し、「船場大阪を語りつぐ 明治大正昭和の大阪人、ことばと暮らし」として、大阪の出版社和泉書院から出版されました。今夜はこの本のご紹介を、著者ご本人に伺っていきたいと思います。


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