おとなの文化村(478) モデル工房和工 眞砂慎吾さん

今夜のお客様は「モデル工房和工」代表の眞砂慎吾さんです。

眞砂さんは1962年(昭和37年)、和歌山県新宮市のお生まれ。高野山高校から大分大学電気工学科に進み、卒業後 大阪の某電機メーカーに入社。コンピューター・ワープロの開発に従事されました。平成5年、退社し、大阪西成区にあった「日本一のレーシングボートを数多く世に出していたラジコン模型会社の名門「東京堂模型」に入社、ラジコンの船・飛行機の製造責任者として、下町のモノづくり職人として経験を積まれました。平成15年にデザイン会社を設立、「ウエブデザイン、写真グラフィック処理、模型試作」などに取り組み、地域の今昔写真集の編集に関わってこられました。そして平成26年、元東京堂模型の町工場があった西成区千本北に「モデル工房和工」を設立。ふとしたきっかけで平成22年から開発に着手していた「プラ甲冑」、FRP製の軽い甲冑の制作販売に取り組まれています。電機メーカーの技術者から下町の名門模型工場への転身、郷土写真集の編集、歴史文化・戦国史への理解、プラ甲冑の制作、いま暮らす西成区への地元愛・・・そんないちびりな活動が評価され、ことし第20回なにわ大賞「なにわの匠特別賞」を受賞されました。今夜は自ら「プラ甲冑」を身にまとって登場された眞砂工房長から、ものづくり、地域づくりの匠としての「いちびり精神」をしっかり伺いたいと思います。

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