おとなの文化村(494) iPadの教室 吉田惠子さん

今夜のお客様は吉田惠子さん。堺でiPadの教室をされています。

吉田さんは醤油のキッコーマンがある千葉県野田市生まれ。大学で日本の近世史(江戸時代から明治維新)を学び、IT企業にSE(システムエンジニア)として就職。都市銀行のシステム開発、パソコンの社内教育などを10年行い、結婚を機に大阪へ転居。今は、夫と17歳の長男と10歳長女との4人家族で堺に住んでいます。まったく知人もいない中、長男が誕生し、当時、自分から積極的に地域の子育てサークルや、ママ友との出会い、地域の生協でパソコン教室の立ち上げに伴い、今まで自分の周りにいた人たちとは全く背景の異なる様々な人たちと一緒にパソコン講座の企画から講師の仕事をし、子育てをする中、信頼できる知人や友人が増えていき、ようやく堺に、大阪に馴染めるようになったのかもしれません。2011年パソコン教室閉鎖に伴い、任意団体を設立。情報格差の解消を目指す方向に団体の理念を掲げました。パソコンの他にiPadやスマートフォンを教えています。また、両親の遠隔介護に直面する現在、遠く離れる両親と家族をつなぐためにもICTをシニアも使えるようになることが必須と感じます。介護予防のためのiPad活用教室事業が、2014年の赤い羽根の助成事業として採択されて以来、iPadで仲間と楽しく集う場所を広げていきたいと活動しています。最先端のICTを仕事にしながら、現在は自分史活用アドバイザーとして、過去を振り返ることで未来の自分への生き方を見つける、自分史を広める活動もしています。小学生にも自分史が必要であることを現在10歳の娘から学びました。一見正反対のICTと自分史で、高齢者、大人、子どもたちが、自分を大切にして社会で自分の活躍できる場所を描けるような仕事をこれからしていきたいと思っています。

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