おとなの文化村(507) 和太鼓 雅 内田邦子さん

今夜のお客さまは「和太鼓 雅」会長の内田邦子さんです

今年7月、結成25周年を迎える、寝屋川市に本拠をおく「和太鼓 雅(みやび)」さん。 その始まりは1991年、内田さんのお子さんが通う保育所で、PTAの夏祭りオープニングで太鼓を叩いたことからはじまりました。同じ年の10月、地元の秋祭りでも太鼓を叩いてほしいとの依頼があり集まったのが5人、この5人衆が翌年1992年「和太鼓 雅」を結成しました。アマチュアながら依頼があればどこへでも出かけ、数多くのイベントに出演、1997年「なみはや国体」や「大阪パラリンピックの開会式」で演奏など、数多くの人たちの前で太鼓を叩き続けてきました。残念ながら幻となった「大阪オリンピック2008」、その招致活動にも私設応援団として一役買い、東京新宿へも遠征、「太鼓叩いてどこまでも」という精力的な活動が認められ「第一回なにわ大賞特別賞」を受賞。「大阪には独自の音がない」との思いから内田さんはオリジナル曲づくりをてがけ、淀川をイメージした曲をプロに依頼するなど、大阪の和太鼓集団として活動の幅を広げて来られました。 2001年に、NPO法人雅夢(ガム)を設立、演奏活動とともに取り組んでいた子供たちへの演奏指導も「青少年育成事業」としてさらに活発に取り組んでこられました。2005年、タイ、プーケット・スマトラ島沖地震復興支援コンサート、2006年、中国上海、日中交流の夕べなど海外での公演活動も実施。道頓堀、宗右衛門町、東大阪、地元寝屋川はもちろん、各地のイベントや行事に、食博や水都大阪、大阪府緑化フェスティバル、大阪マラソン応援太鼓、そして災害に見舞われた現地を訪れ復興支援のコンサートなど活躍を続けておられます。 この間、2010年3月には、NHKホールで満員のお客さまを前に17周年コンサートを開催。そして、今年7月に25周年記念コンサートを国立文楽劇場大ホールで開催することになりました。しばらくお仕事の都合で大阪を離れながらも活動をともに支えてきたご主人・正雄さんもいまは大阪へと戻り、ご家族はじめ多くの仲間とともに迎える25周年を前に、その思いをたっぷりと語っていただきましょう。

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