おとなの文化村(509) 大阪古書組合監査役・関西古書研究会副会長 岡田栄一さん

今夜のお客さまは「大阪古書組合監査役・関西古書研究会副会長」で「古書あじあ號」店主の岡田栄一さんです。

岡田さんは吹田生まれの阿倍野育ち、府立今宮高校から天理大学へ進み、外国語学部イスパニア学科を卒業後、全音楽譜出版社、洋書の株式会社関西書店に勤務されました。お父様が製本業をされていた影響で、いつかは本屋の世界に入りたいとの思いから、昭和59年に独立して岡田書店を開業。同時に「大阪府古書籍協同組合(大阪古書組合)」に入り、本格的に古書籍(古本屋さん)の勉強に取り組まれました。大阪古書組合に入り10年目に経理部長、平成12年に専務理事、16年に第十四代理事長に就任、4期8年を務められました。この間、古本屋を初めて3年目の時「八尾西武百貨店の第四回古書即売会」に初参加。この即売会は18回まで続き、後に「関西古書研究会」となって、今日ご紹介する「四天王寺古本祭り」の母体となっていきました。本離れ、活字離れと言われる昨今の風潮に対抗して、書物を糧とし読書を愛する人々を応援することをテーマに、仲間の方々とさまざまな取り組みを続けておられます。四天王寺さん、そして多くの人たちの幅広い応援をうけ、秋の古本祭りは18回目、春の古本祭りは今年16回目。読書好き、愛書家、研究者、大学の先生古文書(こもんじょ)を読む会、歴史愛好者、いろいろな方々に愛されて いまでは「春秋の浪花の風物詩」となって多くの人たちで賑わっています。平成19年から「古書あじあ號」と店名を変更。今夜は岡田さんから大阪の古本屋さんたちの心意気、「四天王寺大古本市」へかける思いなど、たっぷりと語っていただきましょう。

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