おとなの文化村(633) 風アートプランニング 泉井千恵さん

今夜のお客さまは、この番組2度目のご出演、「風アートプランニング」代表の泉井千恵さんです。

泉井さんは中央区谷町4丁目で鉄工所を経営する家に生まれ、1983年大阪成蹊女子短期大学を卒業後、翌1984年に北浜の「ギャラリー風」に入社されました。1974年先代が創業したこのギャラリーを2012年から引き継ぎ、代表として運営されてきました。そして8年目になる今年2月末ギャラリーを閉廊、新たに「風アートプランニング」として天満にオフィスを移転。事務所兼小さな展示スペースを拠点に、現在まで関わってきた作家の方々や新たな作家たちの内外へ向けた企画発信事業に取り組んでおられ、コロナが収束したら、国内はもちろん韓国、台湾のアートフェアに出展したいと意欲的です。現在、社会人の一男一女の母であり、工場、廃墟、旧遊郭めぐりや妖怪めぐりが大好きな泉井さん。来る9月2日から「江戸時代のおまもり妖怪、参上!みんなのアマビエ展」を大阪府立中之島図書館で開催されることになりました。このアマビエ展には、桂米團治さんが率いる米朝一門が賛助出展。今夜は桂あさ吉さんもスタジオにお越しいただきました。では、ご両人にご登場いただきましょう。

これに関連する記事

おとなの文化村(632) 直木三十五記念館 事務局長 小辻昌平さん

今夜のお客様は「直木三十五記念館」事務局長、小辻昌平さんです。

小辻さんは1963年、大東市のお生まれ。関西大学在籍時に交通遺児を支援する「あしなが学生基金」事務局次長を務め「あしなが運動」で活躍。卒業後は東京でバイオ・食品関係のメーカーに勤務していた1995年、あしなが運動の恩師山本孝史さんの衆議院議員公設第一秘書となり新進党解散まで国政の裏方の仕事に関わってこられました。その後大阪に戻り、現在勤める洗剤メーカーで総務、CSRの仕事に従事する傍ら、大阪市内からほりの市民参加型ミュージアム「直木三十五記念館」設立準備に参加。2005年2月開館以降事務局長として、勤め先の業務とともに直木三十五研究の第一人者、町人学者を自任する二足のワラジの多忙な日々を過ごされています。早いもので直木記念館が入る総合文化施設「萌」は今年で設立15年目。「記念館」も新しい時代へ向けてのリニューアルを進めており、いよいよ大詰めです。プライベートでは、本とレコードとガラクタに囲まれての長屋ぐらし。その長屋を「苦楽庵」と名付け住み開きすること数回。いまはサラリーマンときどきDJ、趣味に生き趣味に死ぬと語る小辻さん。おとなの文化村10年ぶりのご登場です!

これに関連する記事

おとなの文化村(631) 美術史学者、デジタル復元師 小林泰三さん

今夜のお客様は美術史学者、デジタル復元師の小林泰三さんです。

小林さんは1966年、東京都杉並区のお生まれ。学習院大学で美術史を専攻し卒業時に学芸員の資格を取得。大手印刷会社で美術のハイビジョン番組を手がけ、美術の知識と美術業界のノウハウを駆使して美術品のデジタル復元を手掛け、その先駆けとして高く評価され、ハイビジョンアワード、マルチメディアグランプリ、ユネスコシネマフェスティバルなどで数々の受賞。2004年に小林美術科学を設立し、美術史業界のネットワークと最新のレタッチ技術を融合し、本格的にデジタル復元の活動を開始。手掛けた作品は、飛鳥時代の高松塚古墳壁画から昭和時代の白黒写真&フィルムのカラー化まで多岐にわたっています。テレビではNHK、TBS、WOWOWの番組で企画、解説役として出演。多数の著書を出版。中日文化センター、朝日カルチャーセンター、カフェでのワークショップなど幅広く活動を展開されています。そして、3年前にこの番組でご紹介した、音楽家サキタハヂメさんが奥河内の自然、歴史、人々などから影響をうけてスタートした「奥河内音絵巻」。第6回目となる今年は、そのスタートのきっかけとなった「日月四季山水図屏風」をテーマに「国宝☓謎☓エンターテイメント~日月山水図の謎~奥河内音絵巻2020」が開催されます。謎多き「河内長野が世界に誇る国宝」の風景のなかにはいっていける音絵巻。ちょっとこれスゴイよ。ぜひ!とサキタさんが語るエンターテイメント。どんなに凄いのか、今夜はデジタル復元師・小林泰三さんから語っていただきましょう!

これに関連する記事

1 / 212

WordPress Themes