おとなの文化村(631) 美術史学者、デジタル復元師 小林泰三さん

今夜のお客様は美術史学者、デジタル復元師の小林泰三さんです。

小林さんは1966年、東京都杉並区のお生まれ。学習院大学で美術史を専攻し卒業時に学芸員の資格を取得。大手印刷会社で美術のハイビジョン番組を手がけ、美術の知識と美術業界のノウハウを駆使して美術品のデジタル復元を手掛け、その先駆けとして高く評価され、ハイビジョンアワード、マルチメディアグランプリ、ユネスコシネマフェスティバルなどで数々の受賞。2004年に小林美術科学を設立し、美術史業界のネットワークと最新のレタッチ技術を融合し、本格的にデジタル復元の活動を開始。手掛けた作品は、飛鳥時代の高松塚古墳壁画から昭和時代の白黒写真&フィルムのカラー化まで多岐にわたっています。テレビではNHK、TBS、WOWOWの番組で企画、解説役として出演。多数の著書を出版。中日文化センター、朝日カルチャーセンター、カフェでのワークショップなど幅広く活動を展開されています。そして、3年前にこの番組でご紹介した、音楽家サキタハヂメさんが奥河内の自然、歴史、人々などから影響をうけてスタートした「奥河内音絵巻」。第6回目となる今年は、そのスタートのきっかけとなった「日月四季山水図屏風」をテーマに「国宝☓謎☓エンターテイメント~日月山水図の謎~奥河内音絵巻2020」が開催されます。謎多き「河内長野が世界に誇る国宝」の風景のなかにはいっていける音絵巻。ちょっとこれスゴイよ。ぜひ!とサキタさんが語るエンターテイメント。どんなに凄いのか、今夜はデジタル復元師・小林泰三さんから語っていただきましょう!

これに関連する記事

WordPress Themes