おとなの文化村(620) 株式会社アスウェル 黒川哲子さん

特集「新型コロナウイルスに負けへんで」、第2波の襲来に万全の注意をはかりながら、新しい生活様式にどう向き合っていくか?今夜は「株式会社アスウェル」専務取締役黒川哲子さんにお越しいただきました。

黒川さんは昭和22年富田林のお生まれ、富田林高校を卒業後、道修町のシオノギ製薬に勤務されます。そして、昭和45年、ビル管理会社を創業、平成22年、社名を現在の「株式会社アスウェル」に変更されました。ご主人、黒川健三さんが代表取締役となり、哲子さんは子育てをしながら社業にまい進。ビルメンテナンス業は創業当時まだ珍しかったものの、現在では多くの会社が参入して、競争も厳しくなってきたということです。そんななか、いまから15年あまり前の平成17年、哲子さんが奈良のある神社を訪れてあまりにも荒れ果てた姿をみたことから「古き良き建物を利用・活用」して次世代に残していく仕事の大切さに気付かれます。その数日後、府の指定有形文化財、泉南郡田尻町の「田尻歴史館」が指定管理者を募集しているというニュースに飛びつき応募。平成28年、耐震改修のため休館となるまでさまざまなイベントやウエディングの会場として多くの人たちに利用されてきました。ほかに東大阪市指定文化財「河澄家(かわずみけ)住宅」の指定管理とともに、2015年4月から大阪のシンボルのひとつ、「大阪府立中之島図書館」の指定管理者となり、様々な展示、イベント、講演会やワークショップなど実施。今年から、富田林じないまち4施設の指定管理者に選ばれたました。古い歴史あるものには、多くの人たちの記憶が残っている。それを利活用していくことが「まちづくり」になり、誇りに繋がっていくという黒川専務。休業要請が解除され、ようや施設が開館となりましたが、アフターコロナの時代をどう切り開いていくのか?今夜は、2016年4月以来2度目のご出演です。

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