おとなの文化村(694)  景観デザイナー・京都市立芸術大学教授 藤本英子さん

今夜のお客様は景観デザイナー・京都市立芸術大学教授、藤本英子さんです。

藤本さんは1958年、大阪府吹田市のお生まれ。70年万博にお母さんが毎夜毎夜連れて行ってくれて40回近くは訪れたという藤本さん。あれが素敵な未来都市とは思わなかったけれど、人間がこんな空間をつくれるということを体感してデザインの仕事を目指しました。1982年京都市立芸術大学美術学部工芸科デザイン専攻卒業後、株式会社東芝入社、デザインセンターを経てコンセプトエンジニアリング開発部設立に参画。1989年公共空間デザイナーとして独立し1992年に建築士事務所エフ・デザインを設立。2001年から京都市立芸術大学美術学部デザイン科・大学院美術研究科 専任教授を務めておられます。自分の暮らすまちが美しく、誇れるまちになるように多くの人々を支援、日本の各地が人々の活動で生き生きしていくことを夢見て、市民、行政、事業者の間に入り、どうすれば地域が心地よく美しくなるのかをわかりやすく伝える活動を続けていらっしゃいます。都市計画、建築、土木等の分野を超えた視点から「景観デザインとまちづくり」を語り続けて、これまで景観アドバイスを行なった件数は9000件以上。大阪では「水都大阪」の企画から、「とんぼりウォーク」「グランフロント大阪」「北浜テラス」「中之島公園」ほか数多く関わってこられました。国土交通省や大阪市、京都市、堺市、西宮市、向日市などの景観アドバイザー、都市計画審議会委員をつとめるほか、一般社団法人システム科学研究所はじめ各団体や学会で活躍されています。

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