おとなの文化村 (040回) 落語専門の作家の小佐田定雄さん

今夜のゲストは 新作落語中心に落語専門の作家というきわめて珍しい職業の小佐田定雄さんをお招きしています。

小佐田さんは1952年大阪のお生まれで演芸研究家、演芸作家、落語作家として活躍されています。中学生のころに桂米朝さんらのラジオ番組を聞いて落語に興味を持つようになり、大学時代は古典芸能研究会に所属し落語一筋。そして卒業後、サラリーマンをしながら新作落語を書き始めました。77年に「幽霊の辻」という作品を桂枝雀さんに送って採用されたのをきっかけに無謀にも脱サラ、枝雀さんをはじめとする米朝一門を中心に新作を提供するようになり、現在では古典の復活・改作も手がけています。またNHK総合およびBSの「上方演芸ホール」の司会やNHKラジオ第一「かんさい土曜ホットタイム」において「上方落語噺」のコーナーを月1回担当。そのほか落語関連・寄席関連番組の構成等を多数担当されています。また主な著作としては「5分で落語のよみきかせ ふしぎなお話の巻」(PHP研究所 )「5分で落語のよみきかせ とんだ珍騒動の巻」(PHP研究所)「落語大阪弁講座」(平凡社)「上方落語米朝一門おさだまり噺」(弘文出版)「茂山家の人びと京都の狂言師」そのほか、桂米朝・桂枝雀ほかのCDの解説など多数てがけられています。 今夜は桂枝雀さんの思い出も含めて落語界のイマを語っていただきます。

これに関連する記事

WordPress Themes