おとなの文化村(445回) 爪楊枝製造菊水産業 末延秋恵さん

今夜のお客様は河内長野市で伝統産業のつまようじ製造を営む「菊水産業株式会社」専務取締役、末延秋恵さんです。

末延秋恵さんは1978年、河内長野市生まれ。ご両親が教師、おじいさんおばあさんがつまようじ業を営むという環境で幼少期を過ごされます。高校卒業後、介護の道を志し専門学校に進学。国家資格を取得し介護の仕事に従事されましたが、その後、趣味だったパソコンのスキルを活かし横浜に本社のあるシステム開発会社に転職。大阪で、求人サイトやポータルサイトの立ち上げ、運営に関わられます。その後独学でWEBデザインも習得、WEBデザイナーとして歯科医院サイトの制作などを手掛けられていました。そんな秋恵さんに転機が訪れたのが2013年秋。当時、叔父さんが社長を務めていた「菊水産業」に「モノづくり補助金申請」を提案、それが採択をされたことを契機に、曾祖父の代に始まり祖父がつくった会社、「菊水産業」の三代目となることを決意2014年9月に専務取締役として入社。純国産黒文字ようじを復活させるべく、山探しから始め、原木を探し全国を歩きながら、機械開発も進め2015年4月に完成。大阪府の地域創造ファンド事業「大阪商品計画」に参加し商品開発にも取り組み、2016年春の「東京ギフトショー」で商品発表と、獅子奮迅の活躍を続けておられます。いまも原木を探し続け、自ら山に入り伐採も行い、同時に栽培の方にも挑戦すべく地元の森林ボランティア団体と協力し試行錯誤の日々を過ごしているという秋恵さん。大好きな奥河内の魅力をたくさんの人に知ってもらおうと、地元の仲間や行政と協力して「奥河内ミッションデイ」を開催するなど、日々積極的に動き回っておられます。今夜は、純国産黒文字ようじにかける熱い思いや、地元奥河内の魅力などたっぷりとお話しいただこうと思います。

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