おとなの文化村(452) ソプラノ歌手 増田いずみさん

今夜のお客さまはソプラノ歌手の増田いずみさんです。

増田いずみさんは 宮崎県日南市の出身。音羽ゆりかご会で童謡に親しむ幼少時代を過ごし、お父様の転勤先の山口県でオペラに出会います。国立音楽大学、大学院オペラ科を卒業、二期会会員としてオペラの舞台を重ねますが、自分らしい新しいスタイルの音楽を模索し、文化庁芸術家派遣員としてニューヨークへ留学。メトロポリタン歌劇場に 出演するスター歌手が、ポップスやジャズを歌う自由と素晴らしさに衝撃を受けます。 そして、佐渡裕指揮、宮本亜門演出のバーンスタインの「キャンディード」出演のため帰国。 クラシック歌手が多彩なジャンルを歌うスタイルを「ポップ オペラ」と名付け、ビクターから3枚のアルバムをリリース。クラシカル・クロスオーバー・ソプラノ歌手の先駆けとしてテレビ等でも注目を集め、ドラマや映画、ゲームの挿入歌を担当するなど活躍を広げ、アカデミー賞作曲家エンニオ・モリコーネが増田いずみさんに書き下ろした楽曲「ロマンス」は、NHK大河ドラマのテーマ曲となりました。その後、人形浄瑠璃文楽座、豊竹咲甫太夫さんと結婚、出産を機に大阪へ移住。梨園の妻として修行するなか、来年にはご主人の「六代目竹本織太夫」襲名も あり、おかみさん業も本格化。お2人の息子さんを育てる間、童謡や手遊び歌は心を穏やかに育てると感じ、第一楽器千里中央店にて童謡クラスの開講や、聖バルナバ病院では「リトミック・ファミリー・コンサート」を続けて来られましたが、12年の時を経て、今年から歌手として活動を再開。 4月18日、阿久悠作詞のオリジナル曲を含むアルバム「夢」が発売される予定です。「くらこれ」よっさんとはご縁があった増田さん、今夜は「おとなの文化村」に登場です。

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