おとなの文化村(487) 旅芝居公演仲立業・山根演芸社 山根大さん

今夜のお客様は「旅芝居公演仲立業、山根演芸社」社長の山根大さんです。

山根さんは1961年のお生まれ、生まれも育ちも堺っ子で、ここ30年来は仕事場の通天閣のほとり通う日々を過ごされています。1983年大学を卒業、小さな編集プロダクションでの仕事を経て、高校で国語の常勤講師生活を3年ほど経験されました。そして1987年26才の時に、そもそもの家業であった山根演芸社の仕事に携わることになります。バブル景気の余燼がさめやらぬ時期で仕事量は右肩上がり、二代目のお父様のもと、まずは父の足らずを補うというところから始め、旅芝居という独特の世界を「文化」として捉えることをライフワークの一つに位置付けるようになっていかれました。いま、芝居台本や「旅芝居専門誌KANGEKI」への執筆活動もこなし、同時に旅芝居の特別公演の舞台口上や司会、カラオケ大会の審査員と多忙な日々を過ごされます。2010年、フランス、パリの日本館における旅芝居舞踊公演をプロデュース、フランス国立東洋言語文化研究所で「旅芝居とは何か」という講演をするなど幅広く活躍されています。2015年、先代のお父様が亡くなり、山根演芸社三代目に就任。読書・音楽・映画・旅と珈琲が人生の柱で、余技として新世界発のジャズレーベル「澤野工房」CDのライナーノートや作詞・作曲も手掛けるという自称「アンダーグラウンドな場所での何でも屋」と言う山根さん。今夜は大衆演劇の話題はもちろん、「大人の文化村」らしい楽しいお話が伺えそうです・・・

これに関連する記事

WordPress Themes