おとなの文化村(525) 西川流師範 西川梅十三さん

今夜のお客様は西川流師範の「西川梅十三(うめとみ)」さんです。

西川梅十三さんは昭和13年京都のお生まれ。9歳から西川流の日本舞踊を学び、先代家元「西川鯉三郎」の子役も務められました。戦後復興が緒についた昭和28年、15歳で北新地の芸妓になった梅十三さん。当時はまだ数十件のお茶屋が北新地にあったといいます。戦前は四花街が賑わい、商いの街大阪とともに栄華を誇っていましたが、戦後は大阪経済の低迷、バーやクラブ、スナックの台頭とともにその灯は消えつつあるのが現状です。そんななか、9歳から学び、数多くのお座敷で目の肥えた経済人、文化人の旦那衆に接して、引退後は西川流師範として芸を披露、後進の指導とともに往時の大阪を伝えつづける梅十三さん。先日、第21回「なにわ大賞」を受賞されたところです。今夜は、懐かしいお話しとともに、そのはんなりとした上方ことばもお聞きいただきたいと思います。

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