おとなの文化村(543) 現代着物協会 小野宏積さん

今夜のお客様は「一般社団法人、現代着物協会 代表理事、小野宏積さん」です。

小野さんは1951年山口県のお生まれ。山口高校から京都大学工学部石油学科にすすみ、ノーベル賞受賞者の福井健一先生の「8年も頑張ったんだからいいじゃないの」の一言に救われ無事卒業。特許事務所に就職して、使い捨てカイロ、ゲーム機のスロットマシン、半導体やLEDなど定年退職するまでさまざまな発明に関わってこられました。そんな小野さんが次の人生を決めたのは60歳が見え始めたころ・・・。50肩になったのがきっかけで簡単に着られる着物を開発、製造販売レンタルをする世界へと入って行きました。そして持ち前の研究心とチャレンジ精神で、新しい衣装としてデザインし簡単に着られる工夫を盛り込んだレンタル着物「和美換(ワビカエ)」ブランドを商品登録。老若男女、体の不自由な方でも気楽に気軽に着られる着物として、いま海外からの観光客にも愛用されています。京都には着物が似合う場所があるけれど大阪にはないことを寂しく思っていた小野さん、新世界が大正モダン昭和レトロのテイストが色濃く残る町であることに気づき、「新世界を着物モダンの聖地に」と「新世界着物day」を今年5月から開催。和文化を通じた観光振興とともに新世界エリアの活性化にも取り組んでおられます。今夜は文化村も一日着物dayとしゃれこんでオンエアです。

 

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