おとなの文化村(300回) 生国魂神社 筆頭権禰宜 中村文隆さん

今夜は 先週のお寺さんに続いて・・ということでもありませんが四天王寺さんからほど近い、通称生玉(イクタマ)さん。生国魂(イククニタマ)神社から 筆頭権禰宜(ゴンネギ)の中村文隆(フミタカ)さんをお迎えしています。

生玉さん~生国魂神社は、またの名を難波大社(なにわのおおやしろ)とよばれ、伝承によれば 紀元前、神武天皇の時代に創建されたとのいわれをもつ大変古い神社の一つとして、また大阪の庶民のよりどころとして長い間親しまれている神社です。また最近では上方落語の年に一度のお祭りである「彦八まつり」の会場としてもよく知られていますね。中村さんは1975年(昭和50年)生まれの38歳実家が京都の神社だったこともあり、自然に神官の道を歩まれることとなります。国学院大学文学部神道科を卒業後、まず千里天神に奉職されたのち、生玉さんに移られ、現在まで活躍されています。今夜は大阪の庶民とともに生きてこられた生玉さんの歴史と今を語っていただきます。

 

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おとなの文化村(299回) 和宗総本山四天王寺 執事 坂本峰徳さん

今夜はお彼岸の期間というわけでもありませんが1400年以上の歴史を持つお寺である和宗総本山四天王寺から執事の坂本峰徳さんにおこしいただきました

四天王寺さんは西暦593年、聖徳太子によって大阪の地に建立された日本最古の官営、つまりは国家が設立したお寺として知られており、ちょうどこの季節は春のお彼岸の時期で多くの参拝の方々で賑わっています。そして四天王寺さんで執事として活躍されているのが今夜のゲスト坂本峰徳さん。坂本さんは現在43歳。早稲田大学理工学部を卒業後、四天王寺福祉事業団に奉職。その後四天王寺さんにある四天王寺学園で学校運営にも携わられたのち四天王寺さんの執事となられます。現在は社会福祉士の資格ももたれて、四天王寺福祉事業団の常務理事としてもかつやくされているほか、地元の街おこしにも参画され、上町台地マイルドHOPEゾーン協議会や大江地区青少年指導員会などの地域活動に参加されています。聖徳太子が記された十七条憲法の第1条「和をもって貴しと為す」を心に刻み日々活動されている坂本さん。今夜は坂本さんの宗教家としての日々の活動をお話いただきます。

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おとなの文化村(298回) 杉本文楽のプロデューサー 足立寛さん

今夜は今月の28日から30日まで3日間、大阪中之島のフェスティバルホールを舞台に開催されるニューヨークを拠点に活動されている現代美術アーチスト杉本博司さんが生み出した文楽のニューウエイブとでも言えそうな現代アートとのコラボレーション「杉本文楽」のプロデューサー小田原文化財団の足立寛(アダチユタカ)さんをお迎えしています。

今回の公演の演題は「杉本文楽 曾根崎心中 付り(ツケタリ)観音廻り(メグリ)」およそ310年前に初演された 近松門左衛門作の人形浄瑠璃の代表作ともいえる「曽根崎心中」を現代美術アーチスト杉本博司さんの視点で捉え直した。この作品は、2011年に横浜で初演されて以来、昨年9月から10月にかけてはマドリード、ローマそしてパリとヨーロッパを代表する三都市での公演も大成功。現在文楽劇場などで上演されている通常の「文楽」とは違い、数えきれないくらいの変更、工夫、創作を加えて上演されるこの「杉本文楽」今夜はその見どころ、聴きどころをプロデューサーの足立さんからじかに、しかもたっぷりと語っていただきます。

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