おとなの文化村(301回) オーダーメイドの洋服屋さんSt. Odim 永井純さん

新年度の幕開けを飾る今夜のゲストは大阪・京町堀の靭公園にほど近い、ちいさなオーダーメイドの洋服屋さんSt. Odim (セントオーディン)のオーナー・デザイナーの永井純さんです。

永井さんは山口県下関市生まれ、大阪デザイナー専門学校のグラフィック課を卒業後ファッションメーカーに入社しますが、グラフィックデザインではなくなぜかファッションデザイン部へ配属。そしてそこからファッションデザイナーの人生が始まることにしかし、ストレスの多い、時間の不規則な仕事であるため二度とデザイナーには戻らないと固く誓って退職。ところがアルバイト生活のさなかに見た1 本のTVCM 「トラバーユ』の「始めなきゃ、始まらない!」のCM に感化され、またまたファッションデザイナーへ早くも逆戻り、そして何社かのファッションメーカーを渡り歩き、2000年にフリーのデザイナーとして独立。そんなとき1 着のスーツの購入がきっかけで 世の中に着心地の良いスーツがないという現実にびっくり!して 1 年かけてオリジナルファッションブランドのためのリサーチ&モニタリングをした結果、いっそ自分の店を持とうと オリジナルファッションブランド「セントオーディン」を2001年に立ち上げてしまった永井さん。以来、自ら作り出すオリジナル作品が評判を呼び、テレビや映画の衣装提供もこなすようになり、最近ではNHK朝の連続ドラマ「カーネーション」や 昨年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した「そして父になる」で主演の尾野真千子さんの衣装も提供するなど大活躍。今夜はご専門のファッションのお話はもちろん、てがけられている様々な地域イベントについてもたっぷりとお話いただきます。

 

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おとなの文化村(300回) 生国魂神社 筆頭権禰宜 中村文隆さん

今夜は 先週のお寺さんに続いて・・ということでもありませんが四天王寺さんからほど近い、通称生玉(イクタマ)さん。生国魂(イククニタマ)神社から 筆頭権禰宜(ゴンネギ)の中村文隆(フミタカ)さんをお迎えしています。

生玉さん~生国魂神社は、またの名を難波大社(なにわのおおやしろ)とよばれ、伝承によれば 紀元前、神武天皇の時代に創建されたとのいわれをもつ大変古い神社の一つとして、また大阪の庶民のよりどころとして長い間親しまれている神社です。また最近では上方落語の年に一度のお祭りである「彦八まつり」の会場としてもよく知られていますね。中村さんは1975年(昭和50年)生まれの38歳実家が京都の神社だったこともあり、自然に神官の道を歩まれることとなります。国学院大学文学部神道科を卒業後、まず千里天神に奉職されたのち、生玉さんに移られ、現在まで活躍されています。今夜は大阪の庶民とともに生きてこられた生玉さんの歴史と今を語っていただきます。

 

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おとなの文化村(299回) 和宗総本山四天王寺 執事 坂本峰徳さん

今夜はお彼岸の期間というわけでもありませんが1400年以上の歴史を持つお寺である和宗総本山四天王寺から執事の坂本峰徳さんにおこしいただきました

四天王寺さんは西暦593年、聖徳太子によって大阪の地に建立された日本最古の官営、つまりは国家が設立したお寺として知られており、ちょうどこの季節は春のお彼岸の時期で多くの参拝の方々で賑わっています。そして四天王寺さんで執事として活躍されているのが今夜のゲスト坂本峰徳さん。坂本さんは現在43歳。早稲田大学理工学部を卒業後、四天王寺福祉事業団に奉職。その後四天王寺さんにある四天王寺学園で学校運営にも携わられたのち四天王寺さんの執事となられます。現在は社会福祉士の資格ももたれて、四天王寺福祉事業団の常務理事としてもかつやくされているほか、地元の街おこしにも参画され、上町台地マイルドHOPEゾーン協議会や大江地区青少年指導員会などの地域活動に参加されています。聖徳太子が記された十七条憲法の第1条「和をもって貴しと為す」を心に刻み日々活動されている坂本さん。今夜は坂本さんの宗教家としての日々の活動をお話いただきます。

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