おとなの文化村 (220回) ジャズミュージシャン 鍋島直昶さん

今夜は御歳86歳のいまも現役のジャズミュージシャン鍋島直昶さんです。

鍋島さんは1926年、東京世田谷 三軒茶屋に生まれます実家は佐賀鍋島藩藩主という由緒正しきお家柄という鍋島さんは4才からヴァイオリンを上野音楽学校(現在の東京芸大)の先生に師事、そして13才頃、ラジオで和田肇というピアニストの弾くジャズピアノに出会いピアノを独学で勉強されますが戦時下のこと海軍航空隊員として招集され、復員後に慶応義塾大学に入学されますが学業よりは音楽と本格的にジャズの世界に進まれドラマーとして活躍。そして25歳のときに仙台の米軍キャンプでジョージ・シアリング・クインテットのビブラフォン奏者エミリオ・リチャーズと出会い、自らもビブラフォン奏者に転向され1959年にからは関西に居を構え現在まで関西ジャズ界の大御所として活躍されています。今夜は鍋島さんの半世紀以上にわたるジャズ界での歴史とその元気の秘密に迫ります。

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おとなの文化村 (219回) 上方演芸資料コレクター・芸能史研究家 前田憲司さん

今夜はいま100年の歴史を祝うヨシモトを筆頭に大阪の文化とまでいわれている「お笑い」を中心に芸能一般の歴史研究、そして上方演芸資料のコレクターでもある芸能史研究家・前田憲司さんをお迎えしています。

前田さんは1959年三重県四日市うまれの53歳。小学生のころから関西のお笑いに興味を持ち始め、中学2年の頃から桂米朝さんに教えを乞い、上方を中心とした寄席芸能の歴史をにはまっていった前田さん。大学は京都の立命館にすすみそこで落語研究会に所属。演者というよりは研究者の道を進むことになります。因みに桂小春団冶さんはセンパイに・・そして根っからの収集癖から若いころからラジオやテレビの落語放送の録音を手始めに、古書・レコード・摺物・チラシ・パンフレットなどの演芸資料の収集を通じて、寄席芸能史の調査研究の世界に没入。なんと上方に関する個人資料コレクションは1万点を優に超え、屈指の量と質をほこっているとか・・また落語を通じて日本の伝統芸能や民俗芸能にも興味を持つようになり、ことにいまも自宅のある三重県の民俗・芸能などの調査研究ににもかかわることとなり、研究家、大学の講師、雑誌・映像の企画・編集者など八面六臂の大活躍。最近は近鉄特急のチケット片手に三重と大阪を連日行ったり来たりの毎日だとか。今夜は研究家そしてコレクターの素顔も交えながらその博識ぶりをご披露いただきます。

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おとなの文化村 (218回) 大正区のユニーク区長さん 筋原章博さん

今夜はいま区政80周年そして区内に沖縄出身の市民が多く沖縄の本土復帰40周年も合わせて大きく盛り上がっている大正区のユニーク区長さん、筋原章博さんにおこしいただきました。

筋原さんは1963年和歌山生まれの49歳。地元の高校を卒業後、大阪市立大学に入学。大学生活を楽しみながらミュージシャンを目指すも挫折。また漫画家も目指しますがこれも挫折。そして卒業後は何故か大阪市の職員になった筋原さん住之江区役所の保険年金課を振り出しに公務員生活がスタート。しかしその間にもイラストレーターを目指し勉強するも、これまた挫折・・ その後港湾局に籍を置き、そのあとは港湾局一筋。しかし港湾局在籍中も作家を目指すもあえなく挫折そして2010年4月に大正区の区長さんに就任2年後の先ごろは区長公募に応募しそのまま大正区長に再度就任。根っからのイチビリ精神を発揮して沖縄とナニワが混在する大正区のキーワードは「おきナニワン」だとばかりに様々な「おきナニワンプロジェクト」をぶち上げた筋原さん。大正区制80周年・沖縄本土復帰40周年、しかも10月から始まるNHKの朝ドラも大正区と沖縄が舞台となるなどいま熱い視線がそそがれる大正区、今夜は名物区長筋原さんにプロジェクトにかける思いを熱く語っていただきます。

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