おとなの文化村 (151回) わら納豆の小金屋食品 吉田恵美子さん

今夜のこのコーナーは大阪では珍しい納豆一筋40年あまり・・小金屋食品株式会社 代表取締役の吉田恵美子さんをお迎えしています。

物語は昭和37年吉田さんのお父さんとお母さんが結婚されて門真の市場で「小金屋商店」という漬物やさんをはじめるところから始まります。そしてその2年後 吉田さんが誕生・・お店では漬物の傍ら昔ながらの手作り「わら納豆」も製造し近所の評判のお店でした。しかし吉田さんが小学2年生の時に納豆工場が火事で全焼。そして門真から大東へ引っ越して工場再開。その後は順風満帆。吉田さんも高校を卒業後、画材メーカーに就職し、その後結婚。家業を継ぐなどとは夢にも思っていなかったところ、平成15年納豆一筋だったお父さんの最後を迎えることとなります。そして一念発起、お父さんの後をついで昔ながらの製法で少人数でしかもしっかりした品質で・・を合言葉にした「わら納豆」を中心にした小金屋食品を率いていくことを決意。そして平成21年にはついにお父さんの出身地であった山形で昔から食べられていた納豆の製法を基にしたわらでそのまあくるまれた「なにわら納豆」を完成。かつては納豆不毛の地といわれたここ関西の大阪府下大東市から全国に向けておいしい納豆を送り出す吉田さんです。今夜は吉田さんのバイタリティの原点をねばっこくお伺いします・・

 

 

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おとなの文化村 (150回) ミュージシャン ZAZAさん

今夜はこれぞ大阪のオバチャン・・あ・・失礼しました。大阪から世界に羽ばたくミュージシャンのZAZAさんをお迎えしています。

ZAZAさんは本名山口早智子さん・・ お年はこの際触れないようにしましょう・・ 生まれも育ちも生粋の浪速っ子・・ちいさな時から唄うことが好きだったZAZAさんは 高校を卒業してからフランス語に興味をもちはじめ しばらく独学で勉強したのちに改めて大学に入りなおしフランス語演劇をクラブ活動で勉強しながらフランス語の世界にどっぷり・・ そして大学を卒業後 念願かなってフランス・ストラスブールに留学。フランスでは地元の劇団にはいったり、お茶・お華の指導をしたりの毎日でしたがなんと言っても唄うことが大好きなZAZAさんは シャンソンの魅力のとりこに・・ そして帰国後迷うことなく シャンソン歌手の道を歩むことになります。そして紆余曲折をへて2005年に1st.アルバムをインディーズからリリース そのご普通のシャンソンではなく個性的な音楽を模索し始めたZAZAさんはフランスの本場でもいま流行のジプシースイングスタイルのサウンドを演奏するカフェ・マヌーシュと出会いユニットを組むこととなり、2枚のアルバムを発表。そして先ごろジプシースイングの大スター・ジャンゴラインハルトの生誕100年を記念したトリビュートアルバムに日本代表で参加するなど、いま大きく世界に羽ばたこうとしているZAZAさんです。今夜はシンガーZAZAの魅力の秘密にせまります。

 

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おとなの文化村 (149回) 大阪城天守閣の研究主幹 北川央さん

今夜のこのコーナーには今年市民の手により再興されて80周年を迎える大阪城天守閣の研究主幹の北川央(ヒロシ)先生をお迎えしています。

北川先生は1961年大阪のおうまれ・・神戸大学大学院文学研究科を終了後、1987年に大阪城天守閣学芸員となられ、現在研究主幹を務めておられます。大学、大学院では、古代の寺社や神話を研究されていましたがいつの間にか、戦国時代研究の第一人者に。研究の柱は、織田信長や豊臣秀吉の時代の政治史や 近世の庶民信仰、そして大阪の地域史です。そして研究の一方、歴史、文化イベントの企画、立案に力を注いでこられ 例えば、昨年10月に開かれた「大阪ウォーク」もその一つ。「大阪の幕末、明治を歩く」といった大阪城を基点にした8コース余りを企画されました。またOSK日本歌劇団のミュージカル「真田幸村~夢・燃ゆる」も北川先生のアイデアから」生まれたもの「歴史や文化財の面白さを知って興味を持ってもらうことが結局、文化財保存への早道。大阪には貴重な文化遺産が山ほどある。既にあるものに対して、それまでとは少し違った角度から光を当ててやるだけだから、イベントにそれほどカネもかからない」との考えから多くのイベントを大阪城から発信する北川先生おりしも今年は大阪城天守閣が再興されて80年。そして2014年には大阪城落城400年とあまたある歴史コンテンツを全国に向けて大阪の歴史や文化を発信し大阪がリセットし、再生するきっかけを作りたいと意気込む北川先生です。今夜は北川先生の大阪にかける思いを熱く語っていただきます

 

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