おとなの文化村 (126回) 箕面ビール工場長 大下香緒利さん

この番組2回目の登場。箕面の地で地ビールを造り続けて13年従業員3名でいまや世界ナンバーワンのビールを生み出している小さな巨人「箕面ビール」の味作りの総責任者工場長の大下香緒利さんです。

香緒利さんは1976年、当時酒屋さんを営んでいた大下家の三人姉妹の長女としてお生まれになります。短大では幼児教育を専攻し 保育士になろうと考えていた矢先、当時お酒に関する様々な税制の改正があり1944年に地ビールの製造が解禁となります。それから三年後の1997年お父さんが地ビールの製造に乗り出すこととなり家族一同びっくり・・ それでもお父さんから手伝ってくれるように頼まれた香緒利さんは元々酒屋さんの手伝いをしていたこともあり、軽い気持ちで引き受けてしまいます。ところがビールを売ると造るでは大違い・・早速広島の醸造研究所に入所しビール造りのイロハからお勉強。そのかいあっていまや工場長として製造のすべてに責任をもっておいしいビールを作り出す先頭に立って頑張っておられます。そして先ごろはビールの本場イギリスの権威あるコンテストWORLD BEER AWARDにおいて2年連続で世界1に輝くという偉業を達成されています。今夜は箕面ビールの社長さんであるお父さんもご一緒に親子で培ってきた美味しいビールへの道のりを語っていただきます。

これに関連する記事

おとなの文化村 (125回) アルミ箔加工メーカーの社長、木村裕一さん

今夜のお客様は創業以来80年の歴史を刻む大阪の老舗アルミ箔加工メーカーの三代目社長、木村裕一さんです。

木村さんは1951年 本社のある大阪ミナミ二つ井戸のお生まれの筋金入りのミナミっ子。1975年関西学院大学を卒業後 家業を継ぐための丁稚奉公として東洋アルミニウム㈱に就職 そしてしばらくのサラリーマン生活ののち実家に戻り1987年に三代目社長に就任。初代創業時からの家訓である「よそとちゃうことせなあかん」を新しいビジネスに乗り出す時、壁にぶち当たった時など、仕事をしていくなかで迎えるさまざまな局面で思い出し、自らを奮い立たせてきた木村さん。1980年代後半からはアルミ箔に加え、フィルム、紙の加工・製造にも進出し1996年には電子レンジ対応のお弁当用フィルムケースの生産に着手し大手のコンビニエンスストアのお弁当の資材として大ヒット。また2006年にはケーキのアルミカップからインスパイアされ、ケーキそのものを作る会社「きむら菓子製作所」を立ち上げ、ケーキ屋さんの社長にもなってしまいました。「よそとちゃうことせなあかん」の家訓をいつも心にユニークな発想や独自性を忘れず、創意工夫とチャレンジ精神で21世紀の「新しい」を発信し続けている木村さん、今夜はそのバイタリティの秘密を探ります。

これに関連する記事

おとなの文化村 (124回) 谷町通信の発行人 塩崎朋子さん

今夜のお客様は谷町筋エリアだけにこだわって発行されている超マイナー地域情報フリーペーパー「谷町通信」の発行人塩崎朋子さんです。

塩崎さんは昭和43年うまれ 大阪は堺の百舌鳥のご出身、24歳で結婚 現在ダンナ様と高校1年生(16歳)の男の子と中学2年生(13歳)の女の子の2人のお子さんをもつお母さんですがその一方でご主人が代表をしておられる製版業の「株式会社シオプロ」で地域情報フリーペーパー「谷町通信」の発行人をしていらっしゃいます。結婚当時は専業主婦になるものだと思っていたのですが、やはり自営業に嫁いだ嫁というのは何かと大変・・ 34歳のころ経理を手伝いながら、子育てをしていたときにふと思ったのが 製版業は今後デジタル化の時代になり、仕事が減っていくのは間違いない!と、そしてそこから導き出された答えというのが、自分が出来ることとは、印刷の費用をこの谷町界隈のお店と割り勘して、お店の広告を打ち、谷町界隈をもっと活性化しながら、オシャレなお店やいいお店がたくさんあることを、もっとみんなに知ってもらいたいということでした。さてそこから塩崎さんの活躍が始まります。自転車にまたがり谷町界隈のお店と言うお店に飛び込み営業をスタートさせた塩崎さん2004年当初はB4サイズで、新聞折込3万部からはじめた「谷町通信」が6年たったいまではA5二つ折りサイズのミニブックスタイルでなんと6万部の発行を誇っています。今夜は谷町筋と言う地域で頑張るユニークなフリーペーパー発行にまつわるよもやま話をお伺いします。

これに関連する記事

WordPress Themes