おとなの文化村 (121回) 無農薬野菜を生産販売 五唐秀昭さん

今夜のお客様は11月初旬に道頓堀「中座くいだおれビル」にオープン予定の「諸国漫遊・大阪マーケット」に出店される 今話題の植物工場で水耕・養液栽培による無農薬野菜を生産販売している株式会社みらくるグリーンの代表取締役五唐秀昭さんです。

五唐さんは1959年大阪府和泉市のご出身。1978年に 大阪信用金庫に入庫され お堅い金融の世界で25年間活躍されますそしてその中で 縁あってある農業法人の事業拡大のお手伝いをするなか、「家族が食べるものだから農薬はほとんど使っていない。出荷用でないから安心して食べてくれ」 という声に驚き、そして「農業は儲からない」という農家の歎きを目の当たりにします。生産者が食べないような野菜が市場に出回っている現状、また新規就農、個人・法人が認定農家になる難しさ、 特に大都市では歓迎されないということなど、農業全般に関する大きな疑問がわいてきた五唐さんは“安全で安心して食べられる野菜づくり”、そして“やり方次第では農業も儲かるビジネスになるはずだ”という信念のもと「みらくるグリーン」を2006年に起業。栽培方法の確立や顧客の獲得などに苦労されましたが現在はレストランなどに販路が徐々にひろがり 事業も順調に拡大しており このたびの 「諸国漫遊・大阪マーケット」への出店となりました。安全で低コストな野菜を作りで消費者の期待に応えたいとのコンセプトで新しい農業に挑む五唐さん、今夜はその思いを熱く語っていただきます.

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おとなの文化村 (120回) 陶泉 御所坊の15代目当主 金井啓修さん

日本三大古湯のひとつ 有馬温泉に800年以上も続く、老舗温泉旅館「陶泉 御所坊」の15代目当主、金井四郎兵衛こと 金井啓修さんです。

金井さんは1955年のおうまれ、両親が経営する木造の老舗旅館は古めかしく、経営は景気の波に左右され、当初は旅館を継ぐことは考えずに画家になるべく準備を始めますが 様々な理由で頓挫・・ そして有馬を離れ北海道定山渓温泉に働いていたある時、十和田湖のレストランでおいしいピザに出合います そしてその主人が「都会から人を呼べる店にしたい」と話されたたことに共感を覚え、有馬に多く残る空き地を使って何かできないかとのアイデアが湧き出し、1977年有馬に戻られ観光協会青年部を設立し活性化に取り組みはじめることとなります。そして1981年26歳にして15代目当主を継ぎ 個人客をターゲットとした個性的な宿作りをめざし 多くの革新的なアイデアを実現していかれます。また地域の活性化という面でも 競売にかかっていた旅館を改装し「有馬玩具博物館」をオープンさせたり 商店街の空き店舗を利用しての飲食店経営や 地サイダーブームのさきがけとなる「有馬サイダー」のプロデュースなど・・まちづくりの牽引役の中心として大活躍・・そしてその活躍が評価され 国土交通省が選定した「全国100人の観光カリスマ」 そして内閣官房の「地域活性化伝道師」等に任命され多忙な毎日を送っておられます。かつて伊藤博文、谷崎潤一郎も通った老舗旅館「陶泉 御所坊」そして有馬の地を舞台に 他地域との連携も視野にいれて 全力で走り続ける金井さん。今夜は 湧き上がる温泉のごとく湧き出るまちづくりのアイデアの秘密にせまります。

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おとなの文化村 (119回) 岡珈琲店の三代目 小川清さん

今夜のお客様は大阪本町北船場という都会のど真ん中にある大正10年創業のちっちゃな珈琲店、オリジナルローストの珈琲とオリジナルドーナッツにこだわりを持つ平岡珈琲店の三代目小川清さんです。

小川さんは 1957年大阪船場のお生まれ。愛珠幼稚園  愛日小学校  船場中学校。そして大手前高校と商都大阪の中心で育った生粋の大阪人。関西学院大学を卒業後、3年間小さな広告代理店で広告に関するあらゆる職種を経験したのちに大大阪の時代から連綿と続く老舗の珈琲店である実家の平岡珈琲店の三代目店主にお店をギャラリーにしたり 小さなコンサートをしかけたりと様々な文化イベントを仕掛けていくなかでこの番組でも以前紹介しFM大阪で特別番組にもなった。淀川の治水に生涯を捧げた明治の偉人「大橋房太郎」の存在を知り 彼の業績を再評価するため「大橋房太郎を語る集い」を有志とともに設立。講演会等の活動をこれまで行ってこられました。そして 大橋房太郎の淀川改修からちょうど100年となる今年8月これまでの活動の集大成として「淀川の治水翁 大橋房太郎伝」を 東方出版から出版されました。今夜は 大大阪時代から続く珈琲店店主から見た地元大阪船場の変遷と ライフワークともいえる「大橋房太郎」について熱く語っていただきます。

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