おとなの文化村(667) 心光寺副住職 山名丈徳さん

今夜のお客様は大阪下寺町の心光寺副住職、山名丈徳さんです。

丈徳さんは山名家の次男として1984年1月に生まれ、2002年、大阪芸術大学舞台芸術学科に入学。同時に大学在学中に芸能事務所「有限会社FMG」に所属し、2016年大阪芸術大学舞台芸術学科演技演習コースを卒業後、本格的に俳優活動を始めるために上京、CMや映画出演などはあったものの下積み時代を過ごし、さあこれからと考えていた時におじいさまが亡くなり、実家であるお寺をどうするかという問題が起こりました。そして、2013年に芸能事務所を退社して大阪に戻り、僧侶の資格をとり俳優から僧侶への道を歩むことになりました。寺離れの時代、いままでの伝統的なやり方だけでは400年近く続いてきたお寺を守っていくことは難しいと、新しい活動をはじめた丈徳さん。こころひかる寺「心光寺de寺活」として、カフェ、ヨガスタジオ、エステサロン、音楽ライブ、舞台上演など多様な寺活イベントを開催。お寺を様々なご縁の場所にしたいと、伝統と改革に試行錯誤しながらチャレンジし続けています。先週、国の登録有形文化財になっている山門修復の記念公演に心光寺さんを訪れたというノイリン、今夜は久しぶりに丈徳さんと語り合ってもらいましょう。

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おとなの文化村(666) 株式会社サクラクレパス 西村彦四郎さん

今夜のお客様は「株式会社サクラクレパス」代表取締役社長、西村彦四郎さんです。

クレパス、水彩絵の具、クーピーペンシル、水性顔料サインペン「ピグマ」などを手がける総合文具メーカー「サクラクレパス」は、ことし創業100周年を迎えます。現社長を務める西村彦四郎さんは1955年(昭和30年)兵庫県生まれ。幼稚園の時からお父様の転勤で東京で育ちました。1979年、成蹊大学法学部を卒業、1年間のアメリカ留学ののちサクラクレパスに入社。1996年営業企画本部長、1998年取締役営業企画本部長、2003年常務取締役、2010年専務取締役をへて2014年代表取締役社長に就任。「最高に驚いたのは、従兄にあたる現会長から社長になれと言われたとき」と語る西村さん。社長就任から8年、創業100周年を機に次の100年へ向けた戦略を「国内は教育市場向けを伸ばし、海外はアジアに力を入れる2本柱」と語ります。今夜は、子供から大人まで誰もが知っている新しくて懐かしいブランド、サクラクレパスのお話を西村社長にお伺いします。

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おとなの文化村(665) 編集者・ジャーナリスト 篠原匡さん

今夜のお客様は編集者・ジャーナリストの篠原匡さんです。

篠原さんは1975年東京都の生まれ。1999年慶応大学商学部を卒業し日経BPに入社。日経ビジネス記者や日経ビジネスオンライン記者、日経ビジネスクロスメディア編集長、日経ビジネスニューヨーク支局長、日経ビジネス副編集長などを経て、2020年4月にジャーナリスト兼編集者として独立。「Voice of Souls」のContributor。編集支援やドキュメンタリー制作、ノンフィクションなどの執筆を手がけています。無名の人、知られざるものに光を当てることがモットーと語る篠原さん。主な著書に『腹八分の資本主義』(2009年、新潮新書)、『おまんのモノサシ持ちや!』(2010年、日経新聞出版社)、『神山プロジェクト』(2014年、日経BP)、『ヤフーとその仲間たちのすごい研修』(2015年、日経BP)、そして昨年には『グローバル資本主義vsアメリカ人』(日経BP)を出版。
そして、大阪釜ヶ崎のドキュメンタリーを制作するなかで知ったのが飛田新地一角の元遊郭の存在でした。消えゆく飛田遊郭の記憶を残したい!とクラウドファンディングで「朽ちつつある遊郭跡を後世に残したい!」プロジェクトを立ち上げられました。

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