Category: ゲスト紹介

おとなの文化村(780) ビジョンメガネ 安東晃一さん

今夜のお客様は「株式会社ビジョンメガネ」代表取締役社長、安東晃一さんです。

安東さんは1972年大阪市のお生まれ、なんと6月25日がお誕生日です。大阪国際大学を卒業し1996年、株式会社ビジョンメガネに入社。半年後に大東店店長就任。「ISO」認証取得店舗の店長をつとめ、2001年、本社に異動、営業推進部主任として社員教育・研修を担当。2011年6月、生え抜き社員としては初の代表取締役社長に、2013年11月、株式会社ビジョンホールディングスの代表取締役社長に氏就任されました。しかし当時、低価格チェーンの台頭のなか、ビジョンメガネは上場廃止からどん底の状態に追いやられていました。安東さんはまさに「会社を畳む仕事」をする社長就任を承諾、会社は民事再生法適用を申請。スポンサー企業の下で再建に取り組みます。「利用していただいているお客様のこと、一緒に働いてきた従業員、そして家族のことを思うと、誰かが社長を引き受ける必要がありました。かといって、こんな先の見えない仕事をほかの従業員にさせるわけにはいかない。私がやるしかない!」。安東社長は取引先への謝罪行脚、そして先頭に立って「5つの社内改革」を断行。なんと、2015年12月期には営業利益も3億4223万円まで回復。2021年月6期の従業員への賞与支給総額が過去10年で最も高い金額になるなど、民事再生で学んだ「社員に寄り添うことの重要性」で社員とともに「地域密着型のかかりつけ眼鏡店づくり」を日夜実践されています。今夜は、業績悪化している中での社長就任を「人から言われるような『損な役回り』とは思いませんでした。白羽の矢がたったのは、この人ならできると思われているからと前向きに考えていました」と語る安東晃一社長にぜひお会いしたいと、スタジオにお越しいただきました。

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おとなの文化村(779) 編集者 ルーシー原納さん

今夜のお客様は音楽・文化ジャーナリスト・編集者のルーシー原納さんです。

ルーシー原納、本名原納暢子さんは奈良県のご出身。奈良女子大学文学部卒業後、当時の「大阪新聞社」に入社。報道部記者として、音楽、放送、ファッションなどの取材に明け暮れる日々を過ごされました。その後、上京。出版社の生活情報誌の編集記者を経て、編集制作会社で文化、アート、エンタメ系の雑誌の編集に携わり、そして独立。それまで培った経験を生かして、音楽、放送、アート、衣食住など「文化ジャンルの、人の心を豊かにする情報」を、新聞、雑誌、Webなどで分かりやすい表現で発信。並行して、演奏会やアートイベントの企画プロデュース、カルチャー講座などでの講義もマイペースで続けておられます。これまでの取材・執筆・編集先は、朝日新聞、産経新聞、夕刊フジ、47NEWS、SPICE、MSN、AERA、サンデー毎日、クロワッサン、Hanako、婦人公論、おとなのOFF、Piano、音遊人、サラサーテ、ぴあムック…など多数。よっさんとは旧いお付き合い、そしてノイリンとはサンデー毎日の取材でかつてインタビューしたことがあるというご縁だそうです。今夜は、さだまさしと渡辺俊幸の半世紀を綴った著書「絆の極み」のご紹介はもちろん、ルーシーさんに迫っていきたいと思います。

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おとなの文化村(778) コリアタウン歴史資料館 洪性翊さん

今夜のお客様は一般社団法人「大阪コリアタウン」「コリアタウン歴史資料館」理事長、洪性翊(ホン・ソンイク)さんです。

洪さんは1956年、朝鮮の人が多く住む大阪市生野区の旧猪飼野で生まれ、大阪市内の朝鮮初級、中級、高級学校を卒業後、朝鮮大学師範教育部美術科を卒業。教員生活を経て、大阪市立美術研究所を修了。1987年、「外国」籍作家では初めて太平洋美術展で太平洋美術界賞、1988年文部大臣賞を受賞。1989年、韓国ソウル市のロッテミュージアムに招聘されて個展を開催。1990年、安井賞入賞と活躍。一方、1998年から2007年まで「株式会社徳山物産」代表取締役社長として韓国でトック、冷麺、海苔の製造にあたったほか、大阪コリアタウンをベースに「おいしい韓国」を届け続けてこられました。絵画の制作はいったん断念されましたが、2008年から20年の沈黙を破り再開。また昨年にはコリアタウン御幸森の3つの商店街を統合して設立された「一般社団法人大阪コリアタウン」理事長に就任。ことし4月にオープンした「大阪コリアタウン歴史資料館」の理事長としてコリアタウンの活性化、多文化共生のまちづくりに取り組んでおられます。今夜は、洪さんの著書「どや、どや、どや、絵のみち食のみち奮闘記」を読んでぜひお会いしたいと思ったノイリン、たってのリクエストでのご出演です。

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