おとなの文化村(679) 昭和の映画絵看板、看板絵師たちのアートワーク 貴田奈津子さん

今夜のお客様はいま話題の新刊「昭和の映画絵看板、看板絵師たちのアートワーク」を企画された貴田奈津子さんです。

貴田さんは1964年、大阪市阿倍野区生まれ。洋書卸会社、ギャラリー勤務をへて1992年からフランス、パリに在住。主にフランスや欧米のアーティスト、イラストレーターのエージェント業務に携わり広告や出版の仕事に取り組んでおられます。なかでもフランス人アーティスト、フィリップ・ワイズベッカーは2020年のオリンピック公式ポスターの制作をはじめ、今年は神戸の竹中大工道具館で展覧会も開催されました。青幻舎から「フィリップ・ワイズベッカーの郷土玩具十二支めぐり」、美術出版社「絵本のつくりかた、フランスのアーティスト10名が語る創作のすべて」などを訳書、著作出版。そしてことし6月、トゥーヴァージンズから出版された「昭和の映画絵看板、看板絵師たちのアートワーク」の企画を担当。実家、千日前でおじいさんが創業した映画絵看板の制作工房「不二工芸」の貴重なアーカイブから国内外の名作300本以上の写真を厳選、懐かしいミナミの映画館を紹介、元看板絵師たちのインタビューも収録された話題本です。今夜は、本にも登場する元絵看板師のお一人伊藤晴康さんもスタジオにお越しいただきました。

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