おとなの文化村(939) 老舗呉服店「こころや」五代目店主 名倉克典さん
今夜のお客様は住吉大社のお膝元・粉浜商店街にある創業140年の老舗呉服店「こころや」五代目店主、名倉克典さんです。
名倉さんは1971年、大阪市住吉区生まれ。小学校の帰りは自宅ではなく粉浜商店街にあるお店で、いつも着物とお客さんに囲まれて遊んでいました。追手門学院大手前高校から、武蔵野美術大学に入学、工芸工業デザイン学科で家業を継ぐため染織デザインを専攻する予定が、インテリアデザインを専攻。卒業後は、好きな歌舞伎関係の仕事に携わったり、飲食店を中心としたインテリアデザイン会社に勤務。しかし2001年、お父様の急逝に伴い帰阪、家業の呉服店五代目を継ぐことになりました。和のテキスタイルの楽しさを知ってもらおうと、名倉さんは大阪発祥の注染(ちゅうせん)ぞめでオリジナルブランドの「大阪手ぬぐい」の販売を開始。マスコミで紹介され評判となり、ノイリンの「いちびり庵」でも販売することになりました。美大出身の経験を活かし、個性的でカジュアルな着物の提案や、作家さんと共にギャラリー形式での展示会を開催。文楽、落語はじめ大阪の伝統文化が大好きな名倉さん、文楽や落語にはもちろんお似合いの着物でおでかけ。自分でも落語会や船遊び、お茶屋遊び、食事会などのイベントを主催。和装で大阪の楽しさを愛でながら、敷居が高いとされる呉服店のイメージを覆す店づくりを目指しています。そして、今年は創業140周年。竹本小住大夫さん、鶴澤清公さん、文楽人形遣いの人間国宝・桐竹勘十郎さん、人気落語家の六代目笑福亭枝鶴さん、桂吉坊さんらが出演する「落語と文楽の会」を開催。こころや創業140年記念、題して『浪花八景盛夏戯』を来る7月23日、「大槻能楽堂」にて賑々しく上演することになりました。今夜はノイリンのお友だち、なにわの粋な商人を招いての30分です。








