おとなの文化村 (134回) 家電コレクター 増田健一さん

今夜は先週のインフォメーションコーナーでご紹介した「昭和レトロ家電展」でいま話題の家電コレクター増田健一さんをお招きしています。

増田さんは昭和38年大阪千林のカメラ屋さんの長男として生まれます そして中学生のころ、部活帰りの夕方に自宅で聴いていたKBS京都の上岡龍太郎サンの番組「懐メロ歌謡曲」で昭和の30年代そして昭和歌謡の世界にハマることになります。そのご高校生となった増田少年は心斎橋パルコで開催されていた骨董イベントで戦後の占領時代を意味するオキュパイド・ジャパンと記されたデミタスカップを手に入れ、それがコレクターの道に入るきっかけとなり、昭和57年に現在のJR当時の国鉄に入社し、車掌・運転士として活躍しますが、やはりそこはそれ 休日には古いものを探して京阪神はもとより名古屋や東京まで足を伸ばす毎日・・病紅毛とはこのことで、ついに平成14年には長年勤めたJR西日本を退職し、行きつけの京都の骨董品店に転職し、古いものの目利きの技術を習得。そして現在は長年にわたって収集してきた昭和レトロ家電の整理・研究の日々を送る毎日の増田さんです。今夜はコレクター道とはどのようなものなのかを熱く語っていただきます。

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おとなの文化村 (133回) 開高健展実行委員会 福岡美彦さん

今夜のお客様は来る2月11日から難波パークスにて開催されます 大阪が生んだ偉大な作家の一人である「開高 健」にスポットをあてたイベント大阪市立大学創立130周年記念「生誕80年 大阪が生んだ開高健展」の実行委員会から福岡美彦さんにおこしいただきました。

開高健は1930(昭和5)年に大阪に生まれ、1953(昭和28)年に大阪市立大学法文学部を卒業しました。卒業後は寿屋(現サントリー)で斬新なコピーを量産する一方で創作活動にいそしみ、1958(昭和33)年に『裸の王様』で第38回芥川賞を受賞しました。その後も、ルポやドキュメンタリー、釣り文学の書き手としても新しい地平を開き、『ベトナム戦記』『オーパ!』などの数々の名作を世に送り出しましたが、1989(平成元)年、食道がんのため、58歳の若さでこの世を去りました。そして没後20年をきっかけに、今また開高文学の再評価の動きが活発になっており 母校である大阪市立大学において彼の生誕80年を迎えるのを機に、人間・開高健をはぐくみ、その作家精神を醸成させた「開高の大阪」に光を当てて、その業績を振り返るプロジェクトが立ち上げあれました。今夜は実行委員会から福岡さんにおこしいただき、このプロジェクトについてお伺いします。

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おとなの文化村 (132回) 浜弥鰹節 木村忠司さん

さて2011年度の「大人の文化村」記念すべき最初のお客様はいまレイティングも好調なNHK朝の連続ドラマ「てっぱん」のなかで重要な役割を占めている「鰹節店」のモデルとなってい る、大阪の老舗鰹節屋さん「浜弥鰹節株式会社」の三代目社長 木村忠司さんです。

木村さんは大阪鶴橋において1976年のクリスマスの日にお爺様が60年前に創業された浜弥鰹節店の三代目としてお生まれになります。そして3歳まで鶴橋で過ごした後 府下茨木市に転居神戸の大学を卒業後は何故か家業の鰹節屋さんに就職せず、まったく畑違いの住宅販売会社に入り営業として家を売る毎日を2年続けたのち、 浜弥鰹節店に入社し本格的に鰹節の世界に入られ、過去9年間の間に 製造の現場から営業の最前線まで総てを経験し、現在三代目取締役として活躍中。そしてご自身も三人のお子さんをもつ親として 子どもたちに伝えていきたい「食の大切さ」を実感したところから 2009年には「食育インストラクター」の資格を取得され、食育の大切さ、健康、「食」の現状の問題などをわかりやすく伝える「食育」の伝道師として鰹節からインスパイアされた武士~サムライのスタイルでユニークな講演を続けておられます。また現在放送中の NHK朝の連続ドラマ「てっぱん」のなかで鰹節考証を担当され 番組を盛り上げておられます 今夜はもちろんラジオなのにサムライスタイルで登場の木村さん。鰹節を通して「食育」を熱く語っていただきます。

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