今夜のお客様は「大阪府古書籍商業協同組合」専務理事 天地書房 今木宏直さんと、常務理事 杉本梁江堂 杉本豊三さんにお越しいただきました。
今木さんは昭和40年、大阪上本町の生まれ。地元の中学、高校に通い京都の大学に入学したものの中退、船場のお酒の輸入商社に入社。そこで商売のいろはを学び、31才の時に実家「天地書房」に帰り古書の世界に入りお父さんの他界後事業を継承し、現在は千日前道具屋筋で営業されています。杉本さんは昭和40年のお生まれ。大学卒業後、先代の父が経営する明治36年創業の老舗「杉本梁江堂」に入店されました。ご自身は天神橋筋商店街の店舗を、お兄さんが阪急古書のまちの店舗を運営されています。お二人が理事をつとめる「大阪古書組合」は「四天王寺の古本祭り」でこの番組でもおなじみですが、今年で創立100周年を迎えます。今夜は来る1月30日に開催される「創立100周年記念講演会」、創立100周年事業として出版される「大阪古書組合百年史」~古書をこよなく愛し 古書に憑りつかれた 古本屋たちの物語~を熱く語っていただきます。
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今夜は2012年・第211回に出演いただいた「お茶屋・たに川」ご主人、谷川恵さんと、2015年・第370回に出演いただいたイベントプロデューサー、宮本倫明さんのお二人にお越しいただきました。
谷川さんは1973年 大阪ミナミのお生まれ。大阪大学文学部美学科卒業。大阪府立大型児童館ビッグバン こども劇場担当ディレクターなどを経て、家業であるお茶屋「たに川」を継ぎ、2024年から主人となる。お茶屋の切りもり、花街文化の普及発展に日々奔走されています。宮本さんは1950年 山口県防府市のお生まれ。大阪大学工学部を卒業後株式会社リクルートに入社。イベントプロデューサー北本正孟さんに師事し地方自治体のイベントの企画、プロデュースに関わり、いま自身の会社「株式会社ランダ」で活躍されています。今夜は来る1月22日、フェニーチェ堺で開催される「関西・歴史文化首都フォーラム『大阪』うごくものがたり」について、お二人からお話しをお伺いします。開幕が近づいてきた大阪・関西万博「TEAM EXPO/共創チャレンジ」プログラムとして滋賀・兵庫・京都・奈良・和歌山で開催されてきた「関西・歴史文化首都フォーラム」いよいよ大阪へとバトンが渡されます。
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2025年の年頭を飾るお客様は「人形浄瑠璃文楽座三味線奏者」鶴澤清介さんです。
鶴澤清介さんは1952年(昭和27年)大阪市のお生まれ。1973年(昭和48年) 二代鶴澤道八に入門。1974年、鶴澤清介と名乗り道頓堀朝日座で初舞台。1982年鶴澤清治門下となられました。1976年・77年文楽協会賞。1987年大阪文化祭奨励賞、1994年松尾芸能新人賞、1999年国立劇場文楽賞文楽大賞、2002年芸術選奨文部科学大臣新人賞、大阪舞台芸術賞奨励賞、2013年国立劇場文楽賞文楽特別賞、2016年大阪市民表彰、2018年恩賜賞・日本芸術院賞、2020年紫綬褒章、2022年第41回(令和3年度)国立劇場文楽賞大賞ほか多数受賞をされています。座右の銘は「なせばなる」、目からビームは出ますか?の問いに「出そうと思えばなんぼでも」、怖いものは「無い」、自分を漢字一文字で表すと「神」と答える清介師匠。今夜は、国立文楽劇場で三日開幕した「国立文楽劇場開場40周年記念」吉田和生文化功労者顕彰記念 初春文楽公演の見どころなどたっぷりと語っていただきます。
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