おとなの文化村(814)  大井川葛布織元・親方 全国古代織産地連絡会 村井龍彦さん

今夜のお客様は東海道を東下り、静岡県島田市からお越しいただきました。「静岡壁紙工業株式会社」代表取締役、大井川葛布織元・親方、「全国古代織産地連絡会」事務局長、村井龍彦さんに遠州からお越しいただきました。

村井さんは1956年、静岡県のお生まれ。1979年、香川大学経済学部を卒業、1981年、お父様の家業を継がれました。SLで知られる大井川鉄道が走り、お茶畑を望む大井川がゆったりと流れるまち静岡県島田市で、1998年「大井川葛布ブランド」を立ちあげられました。独特の光沢があり、肌に心地よい天然繊維、葛布。万葉集にも詠まれ、平安貴族が衣装に用いたという古代布です。村井さんは「天然繊維壁紙」としての「素朴」「詫び寂び」ではない、葛が持つ光沢は「きらびやか」「雅」ではなかろうかと、むかし使われていた衣装のように身にまとうものに葛布を生かしたい。そんな思いから「大井川葛布」ブランドを世界に拡げたいと制作、普及活動を続けておられます。同時に「全国古代織産地連絡会」事務局長として日本の「自然布」振興につとめるべく東奔西走されています。今回、村井さんを大阪を招いたのは、昨年2月に「大阪チャチャチャバンド」の紹介で出演いただいた「アトリエSUYO」の伊藤寿佳子さん。「古代からある日本の自然布を大阪文化の中心地だった道頓堀から発信したい」という企画が始まっています。今夜は伊藤寿佳子さんにもスタジオにお越しいただき、村井親方とお二人で話しを進めていきたいと思います。

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おとなの文化村(813)  「和食さと」SRSホールディングス 重里欣孝さん

今夜のお客様は「和食さと」などを運営する「SRSホールディングス株式会社」取締役会長、重里欣孝(しげさと よしたか)さんです。

重里さんは1958年生まれ。大阪ミナミ・法善寺で育ち、日本大学法学部卒業後に創業者である父の勧めにより、「サト」現在のSRSホールディングスに入社。店長として現場経験を積んだのち、企画、商品開発などを担当。1993年、父である先代社長の急逝により35才で代表取締役社長に就任。バブル崩壊後の経営不振から脱却するために、和食レストランへの業態一本化など構造改革に取り組み、海外進出やM&Aなどを推進し事業を発展させてこられました。会社のフィロソフィー「私たちは、食を通じて社会に貢献します。」経営理念の「DREAM, ENJOY, LOVE」を制定、事業領域と進むべき方向性を明確に示してグループを力強くけん引。2017年、弟の重里政彦(まさひこ)氏に代表取締役社長を譲り取締役会長に就任されました。一般社団法人 大阪外食産業協会会長、一般社団法人 食博覧会協会 理事長などを歴任し、現在は一般社団法人 日本フードサービス協会など複数の団体で理事を務め、大阪および日本の外食産業の発展のためにも尽力されています。そのルーツがノイリンも子供の頃よく行った「法善寺すし半本店」。今夜はどんなお話が飛び出すか興味津々です。

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おとなの文化村(812)  天満市場商業協同組合 理事長 河部宏之さん

今夜のお客様は「天満市場商業協同組合」理事長、「大阪天満宮地車講」総代、「株式会社フレシコ青果」代表取締役、河部宏之さんです。
河部さんは1956年(昭和31年)大阪天満のお生まれ。1974年、近畿大学法学部を卒業、学生時代に旧天満市場でアルバイトをしていたご縁で「カネヒロ青果」を起業。17世紀半ばに開かれた歴史ある天満市場は天満青物市場と呼ばれ、「天下の台所」大阪を象徴する市場として発展してきました。一時は店舗数の減少に見舞われましたが、2005年に大規模な再開発事業を実施。高層階に294戸のUR都市住宅と、3フロアの都心ニーズに対応した食品を主体する店舗からなる「ぷららてんま・天満市場」として日々賑わっています。その事業を牽引してきた河部さん、次なる目標は地元「大阪天満宮・天神祭」その神賑(かみにぎわい)を代表する祭具のひとつ「天満市場の三ツ屋根だんじり」の文化財指定へ向けての活動に奮闘されています。今夜は「天満組」の河部さんを迎えて「南組」ノイリンも張り切っています!

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