おとなの文化村(816)  講談師 玉田玉秀斎さん 元OSKトップスター 桜花昇ぼるさん

今夜のお客様は来月近鉄アート館で開催される「ブキウギ講談~笠置シヅ子と服部良一の時代~」に出演される講談師玉田玉秀斎さん、ゲスト出演の元OSKトップスター桜花昇ぼるさんのお二人にお越しいただきました。

玉田玉秀斎さんは大阪市平野区の出身、高校時代、ロータリー交換留学生としてスウェーデンに入学。そこで逆に日本に興味を持ち帰国後の2001年、偶然の出会いから四代目・旭堂南陵師匠に入門、旭堂南陽として海外での講談やジャズ講談など新しい取り組みにチャレンジ。2016年、四代目・玉田玉秀斎を襲名、その時には「大人の文化村」にも襲名披露出演いただきました。桜花昇ぼるさんは奈良県斑鳩町の出身、1993年にOSK日本歌劇団に入団。OSK存続の危機を経験、OSK存続支援の会の一員として新生OSKの立ち上げに大きく貢献されました。2008年、トップスターに就任、大阪の春の風物詩「春のおどり」をはじめ、大阪松竹座、京都南座、東京日生劇場・新橋演舞場などで主演。2014年、OSK退団後はライフワークの「真田幸村」役をはじめ数多くの舞台で活躍されています。この番組には何度もご出演いただきお馴染みのお二人、今夜は「近鉄アート館復活10周年記念、春の演芸ウィーク」から「ブキウギ講談・笠置シズ子と服部良一の時代・ワテホンマによういわんわ!」公演、その見どころ聞きどころをたっぷりと語っていただきましょう。

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おとなの文化村(815)  クックハウス ダイヤ製パン 多田俊介さん

今夜のお客様はベーカリーを中心とした飲食店「クックハウス」とサンドイッチ専門店「ダイヤ製パン」を展開する「株式会社ダイヤ」代表取締役社長、多田俊介さんです。

多田さんは1980年(昭和55年)、大阪市生まれ。2003年、大学卒業後大手IT企業に入社。仙台事業所に配属、仙台で結婚し家庭を持ち暮らしていた2011年、東日本大震災で被災。職場は大阪営業所へ転勤、当時は日付が変わるまでの勤務が当たり前の時代、このままでは家族と過ごす時間がなくなると思い、これを機に大阪でしっかりと生活を立て直すことを決意。2013年、家業である1946年創業の株式会社ダイヤに入社。IT企業勤務のキャリアを生かしDX化を推進、業務の効率化に取り組んでこられました。そして2020年、先代であるお父、広(ひろむ)さんからバトンを引き継ぎ3代目社長に就任。コロナ禍で厳しい業績のなか2期連続赤字をだすも、2023年4月期には営業利益・経常利益プラスへとV字回復を達成されました。今夜は創業者、祖父の多田定男さんを引き継ぎ2代目社長として会社の発展に貢献した、多田広会長にもスタジオにお越しいただき、77年に及ぶダイヤの歴史、そして未来を語っていただきます。

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おとなの文化村(814)  大井川葛布織元・親方 全国古代織産地連絡会 村井龍彦さん

今夜のお客様は東海道を東下り、静岡県島田市からお越しいただきました。「静岡壁紙工業株式会社」代表取締役、大井川葛布織元・親方、「全国古代織産地連絡会」事務局長、村井龍彦さんに遠州からお越しいただきました。

村井さんは1956年、静岡県のお生まれ。1979年、香川大学経済学部を卒業、1981年、お父様の家業を継がれました。SLで知られる大井川鉄道が走り、お茶畑を望む大井川がゆったりと流れるまち静岡県島田市で、1998年「大井川葛布ブランド」を立ちあげられました。独特の光沢があり、肌に心地よい天然繊維、葛布。万葉集にも詠まれ、平安貴族が衣装に用いたという古代布です。村井さんは「天然繊維壁紙」としての「素朴」「詫び寂び」ではない、葛が持つ光沢は「きらびやか」「雅」ではなかろうかと、むかし使われていた衣装のように身にまとうものに葛布を生かしたい。そんな思いから「大井川葛布」ブランドを世界に拡げたいと制作、普及活動を続けておられます。同時に「全国古代織産地連絡会」事務局長として日本の「自然布」振興につとめるべく東奔西走されています。今回、村井さんを大阪を招いたのは、昨年2月に「大阪チャチャチャバンド」の紹介で出演いただいた「アトリエSUYO」の伊藤寿佳子さん。「古代からある日本の自然布を大阪文化の中心地だった道頓堀から発信したい」という企画が始まっています。今夜は伊藤寿佳子さんにもスタジオにお越しいただき、村井親方とお二人で話しを進めていきたいと思います。

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