おとなの文化村 (207回) 吉本百年物語の舞台演出家 湊裕美子さん

今夜は今年創業100周年を迎え なんばグランド花月において、この4月から連続公演が一年間続く「吉本百年物語」の舞台演出をてがけていらっしゃる演出家の湊裕美子さんです。

湊さんは鳥取生まれの大阪育ち、帝塚山学院大学を卒業後、NHK大阪放送劇団附属研究所を経て演劇・劇団活動をスタート。そして1984年にお芝居の企画・制作をてがける会社(株)オフィス100%に所属することとなり演出家としてのキャリアをスタートさせます。そして吉本興業の「心斎橋2丁目劇場」の立ち上げに携わり、ダウンタウン主演の「心斎橋2丁目物語」他、トークショーやコンサート等を演出。以降「吉本新喜劇やめよッカナ?」キャンペ-ンの開始と共に、1989年11月からなんばグランド花月での毎週新作の「吉本新喜劇」をてがけ 「JAPAN TOUR」や「東京公演」「吉本新喜劇 in ニューヨーク」〜ブロードウェイ公演等、現在までに既に1,000本以上を手掛けていらっしゃいます。独自の演出法で、個々のキャラクタ-を最大限に活かし、常にパワフルな吉本新喜劇を創る湊さんの今年イチバンのビッグプロジェクトが 今年4月から来年3月まで続く 毎月新作をかける吉本興業創業100周年記念公演『吉本百年物語』の舞台演出。今夜は湊さんの舞台にかける思いを熱く語っていただきます。

 

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おとなの文化村 (206回) えっさほいさっさの声楽家 深川和美さん

今夜はあの大災害から1年3カ月の東北地方を歌声で支援しようというプロジェクト「えっさほいさっさ」をたちあげた声楽家の深川和美さんをお迎えしています。

深川さんは神戸市生まれ。京都市立芸術大学音楽学部声楽専修卒業後フランス・パリへ留学。フランス近代歌曲を中心に活動を始められ、’94年にはフランス音楽コンクールにおいて、フランス総領事賞受賞。’99年には神戸市文化奨励賞受賞。大学時代よりエリック・サティに興味を持ち始め、サティの歌曲をマイミストや美術家、タップダンサーなど視覚的要素の強いジャンルのアーティスト達とコラボしていた深川さんですが阪神淡路大震災で被災したことにより、以来日本文化を見つめ直し、日本の古くから歌われている童謡や武満徹の曲、中原中也などの詩人の作品なども歌われるようになります。’02年には谷川賢作氏プロデュースによる新しい日本語歌曲のバラード集「浜辺のソプラノ」を発表。’04年には突撃録音して作ったCD「アミチエ」はフランスとカナダでサラヴァよりリリース。そして’04年からは 観客参加型コンサート「深川和美の童謡サロン」を主宰し全国各地で公演中。また今回、自らの神戸での被災経験から導き出された童謡をキーワードに みんなで心を合わせてうたう「歌」で東北地方を応援するプロジェクト「えっさほいさっさ」を立ち上げられた深川さんです。今夜はこのプロジェクトを中心に深川さんの魅力に迫ります。

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おとなの文化村 (205回) 関西外国語大学国際言語学部長 森一貫先生

今夜はノイリンが主宰する「なにわ名物開発研究会」の年間での最大事業である「なにわ大賞」の実行委員長を務められている関西外国語大学国際言語学部長の森一貫先生です。

森先生は昭和18年大阪生まれの69歳。先生の御専門は日本文化論、都市論や政治学など府立住吉高校、そして早稲田大学をへて大阪大学大学院法学研究科を卒業され帝塚山短期大学に講師として奉職されます。そしてその後は 帝塚山短期大学の助教授、教授を経て学長に就任。また帝塚山学院幼稚園の園長先生も務められたのち関西外国語大学に移られ現在にいたっておられます。しかし森先生は教育現場の仕事だけでなく多くの団体で理事や委員をつとめられていますが、なんといっても今夜のテーマである「なにわ大賞」の運営委員長として第1回から15年にわたって活動をされています。

 

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