おとなの文化村 (058回) なにわことばのつどい 中井正明さん

今夜のお客様は大阪人の心である私たちの共通言語「大阪弁」の伝道師、語り部として活躍されている「なにわことばのつどい」名誉顧問の中井正明さんです。

中井さんは1933年大阪生まれの御齢76歳。大阪府立北野高校卒業後、武田薬品工業に入社され以来サラリーマン生活の傍ら1983年7月に地元のことば、自分たちのことばである大阪弁を愛する同好の志士たちと「なにわことばのつどい」をたちあげます。そして25年にわたり同会代表を務められ「なにわことばの良さを見直し、それを守り伝えていこう」と、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌への登場のほか、講演会や研修会で「大阪弁をしゃべり解説できるもんとして「大阪弁」の普及・広報に活躍され、昨年からは名誉顧問に就任そしてその長きに渡る功績にたいして、さる7月28日ナニワの日にはめでたく「なにわ大賞」を受賞されました。今夜は中井さんから大阪弁~なにわことばへの思い入れをしっかりと熱く語っていただきます。

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おとなの文化村 (057回) ジャズCD「澤野工房」 澤野由明さん

今夜のお客様は大阪通天閣のお膝元で履物屋さんを営む傍ら上質のジャズCDを世間に送り出している「澤野工房」代表の澤野由明さんです。

大阪・新世界にある老舗の下駄屋「さわの履物店」の4代目。1973年山梨大学の発酵生産学科(現・生命工学科)卒業。研究対象とは全く縁もゆかりも無い家業の「履物屋」さんを継ぐことになりますが大学生時代に入学祝にもらったお金で購入した真空管のアンプが澤野さんの人生を大きく変えることになります。「どんな音楽を聴いたらいいのか」と考えていたとき、ある人に「そりゃジャズだろう!」といわれたときから ジャズの世界にはまった澤野さん、弟さんがフランスへ移住したことを機に、履物店経営の傍らジャズを中心とするレコード販売会社を設立することになり。現在では ヨーロッパをはじめ世界各国で活動するジャズアーティストを発掘・レコーディング・販売を行う有限会社「澤野工房」の代表として多くの新しいアーチストたちを日本に紹介されています。今夜は澤野さんにジャズの魅力についておもいっきり語っていただきます。

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おとなの文化村 (056回) 大阪が誇る直木賞作家 難波利三さん

今夜のお客様は 大阪が誇る直木賞作家、難波利三さんです 。

1936年生まれ 島根県太田市温泉津町(ゆのつまち)のご出身。関西外国語短期大学を中退後 業界新聞に勤務サラリーマン生活の最中病にたおれ 療養期間中に執筆活動に入られ、その後小説家として独立。1972年「地虫」(ジムシ)でオール読み物新人賞を受賞そして1984年には「てんのじ村」で第91回直木賞を受賞。作家としての地位を確立され 現在は日本文芸家協会、日本ペンクラブに所属され執筆活動を展開されると共にテレビ・ラジオのコメンテーター、講演活動など幅広く活動されています。また其の傍ら様々なまちづくり活動に積極的に関わっておられ 中でも、異業種ネットワークとまちづくりを提唱する「なにわ名物開発研究会」において「なにわ大賞」の選考委員長として、毎年7月28日・ナニワの日に、こだわりを持って活動しているユニークな個人、団体の表彰活動に係わっておられます。そして 平成12年からは、故郷温泉津町で、新しい文化の創造と交流事業の拡大を目的として創設された「難波利三・ふるさと文芸賞」の審査委員長を務め、全国から応募される作品の選定に携わっておられます。

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