今夜のお客様は「谷町アロハ」店主、株式会社ギャレークルー代表取締役、合田耕作さんです。
合田さんは1965年、東大阪市のお生まれ。1988年、立命館大学を卒業し鉄鋼系メーカーの専門商社に就職。東京勤務をへて大阪本社経営勤務室に在籍していた時アキレス腱断絶で入院となり、退職をきっかけにイギリスへ遊学。日本食レストランでアルバイトをしながら、バレエ・オペラ・小劇場・コメディなどあらゆるエンターテイメントを見まくる日々を続けらたそうです。1994年、一時帰国のつもりで戻った大阪で就職することになり「月刊誌たる」などを発行する「たる出版株式会社に入社。取材、プレスリリース、営業担当として日本全国の酒蔵を取材経験したのち、1996年、翻訳会社に転職。歴史街道、道の駅イベント、地域づくり事業などを担当していたところが、突然の解雇退職。1999年、次はヨットに乗ってオーストラリアに航海することとなりました。現在の社名「ギャレークルー」とは「船の調理番」をした当時の経験からつけられたそうです。独立後は、フリーランスとして広報・広告の企画・制作事業を行う一方で、人形劇、演劇、ミュージカル公演の国内外における宣伝・制作・プロデュースを手掛けるなか、元ブロードウェー俳優のマイケル・ステューバー氏とダンススタジオ「舞道ダンスシアター」を設立。ダンス教室の運営と、国内および米国でのミュージカル公演のプロデュースに取り組んでこられました。マイケル・ステューバー氏が帰国した後、2010年にインバウンド向けのPRツールの制作、多言語の制作物の企画・制作を行う「株式会社ギャレークルー」を設立。2014年から、シャツ職人だった当時82歳のお父さんと~着物からアロハシャツを作って販売するネットショップ~「わろは本舗」を開業。2022年、リアル店舗「谷町アロハ」を開店、和柄アロハとともに「ウクレレ教室」も開校。ロンドン滞在中に抱いた夢である「劇場都市大阪の復活」をビジョンに掲げ、その第一弾プロジェクトとして2023年から「谷町アロハ 英語落語ショー&英語落語道場」を始めた合田さん。ほんとうに一言では紹介しきれない人生の航海中ですが、まずはいま一番のメイン事業となっている「谷町アロハ」からお話を伺っていきたいと思います。
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今夜のお客様はこの番組2回目のご出演、箏奏者の片岡リサさんです。片岡さん、1年ぶりのご出演です、大人の文化村にお帰りなさい。
片岡さんは1978年、大阪市淀川区生まれ。大阪音楽大学卒業、大阪大学大学院文学研究科博士前期課程修了。平成23年(2011年)第21回 出光音楽賞、平成13年度文化庁芸術祭「音楽部門」新人賞を洋楽邦楽問わず史上最年少で受賞するなど、伝統音楽の枠を超えた音楽性が、様々なジャンルで高く評価されています。皇太子殿下・秋篠宮殿下御前演奏をはじめ、平成22年度大阪文化祭賞、平成23年度 大阪市「咲くやこの花賞」、平成30年度文化庁芸術祭優秀賞などを受賞。多くのオーケストラとの協演、洋楽器とのアンサンブルや現代作品にも力を入れ、『Disney on CLASSIC』全国ツアーにおいてディズニーの名曲をソリストとしてオーケストラと共演。宮崎国際音楽祭出演、全国での小中学校アウトリーチ活動など幅広い音楽シーンで活動し、伝統の継承のみならず次世代の邦楽演奏を目指すコスモポリタン奏者として活躍。現在、大阪音楽大学特任教授、同志社女子大学・兵庫教育大学非常勤講師、宮城社師範として後進の指導をされています。今夜は、来る9月16日祝日、フェニーチェ堺で開催される「音楽サロン~箏の名手 片岡リサ~和の心」のご案内などお話しいただきたいと思います。
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今夜のお客様は河内長野駅前商店街でイベントスペース「上堂本店醤油蔵」を運営する上堂友義さんです。
上堂さんは1959年(昭和34年)河内長野市のお生まれ。長野小学校、長野中学校、長野高校をへて、1984年、松本歯科大学を卒業。1987年から地元河内長野市にて上堂歯科医院を開業されている歯医者さんです。ご実家は明治時代後期から昭和30年頃まで蔵で醤油、麹等を製造する「上堂醤油醸造場」を経営。その後杜氏不足により醤油製造を中止、仕入れ販売とともに酒屋を営んでいましたが、いまから24年前の2000年、当時の店主である叔父さんが亡くなったの機に酒店を廃業、シャッターを下ろしたままとなっていました。そんなお店の醤油蔵跡を、2016年2月頃から上堂さんの叔母さんと奥様が片付け始めたのですが、なかなか女性の手におえず業者が入り作業していたところに、「こんな場所でライブをやりたい」という若い人たちが集まり始め、日曜大工で内装を整えていき「醤油蔵を残しユニークな空間として活用する」ぷプランが決まっていきました。2017年、醤油蔵のスタッフとして手伝ってくれるメンバーと出会い、6月に醤油蔵ホールとして初の音楽イベントを開催。2019年には河南町の糀屋さんと巡り合い、「醤油蔵にある木の樽を使って醤油を造ってみたい」と言われ、自家製の醤油造りプロジェクトも始まっています。そんなユニークな活動が評価され「第24回なにわ大賞」特別賞を受賞された上堂さん。ノイリンとは「河内長野駅前商店街活性化プロジェクト」でお知り合いたいだそうです。
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