おとなの文化村 (139回) DJで遊歩人 久路流平さん

今夜のゲストはDJで遊歩人のタレント クージーのニックネームでもおなじみの久路流平さんです。

1957年8月14日生まれの大阪市出身。通称COOZY(クージー)と呼ばれる。二十五歳の頃からタレント活動をしながら、年に2、3度、90カ国の渡航経験を持つ。「なぜ旅をするのか?」と問われれば、僕は「楽しいから」と答える。自他ともに認める快楽主義者である僕は、「快楽」を求めて旅に出る。ただし僕にとっての「快楽」が、他人の眼には「苦行」としか映らないこともままある。未舗装のデコボコ道を、日本ではとっくの昔に廃車になっている様なオンボロ車にぎゅうぎゅう詰めになって、10時間揺られてる。一日の温度差が30度近い砂漠地帯で野宿する。政情不安な国で何もしていないのに警察に拘束される。強盗に襲われる事もあれば、救急車で病院に運ばれる事もある。僕の旅にはそんな事が日常茶飯事だ。でも、そんな事は過ぎてしまえば全ては楽しい思い出だ。嫌な思いをする事はあっても、必ずそれを補って余りあるほど優しい人達が現れる。記憶に残るのは、それらの優しい人達、楽しい人達との思い出ばかり。 そして、彼らは僕にいろいろな事を教えてくれる。と言っても、決して難しい事ではない。例えば、助けて貰ったら、お礼を言う。間違ったと気付けば、「ごめんなさい」と素直に謝る。そんな事を教えて貰う。簡単そうで、実は難しいこと。それこそが、人が生きて行く為に必要な事だと思う。僕にとっての旅は、「人生を学ぶ旅」でもあるのだ。でも僕はまた、快楽を求めて旅に出るだろう。それは決して特別なものではない。僕が趣味とする、散歩と日向ぼっこの延長としての旅だ。

これに関連する記事

コメントはまだありません

コメントはまだありません。

この投稿へのコメントの RSS フィード。 TrackBack URI

コメントする

WordPress Themes