特集「新型コロナウイルスに負けへんで」第8回目、今夜はOSK日本歌劇団の桐生麻耶さんにお越しいただきました。
桐生さんは栃木県真岡市のご出身。スペイン系アメリカ人のお父さんと日本人のお母さんのもとに生まれ、学生時代は陸上競技に明け暮れ、七種競技でインターハイ2位入賞の経験もある桐生さん。大学の友人からOSKの映像を見せてもらったことがきっかけで歌劇の世界へ入りますが、それまでは舞台の世界を全く知らなかったそうです。1995年、日本歌劇学校に70期生として入学、1997年、OSK日本歌劇団に入団、近鉄劇場『上海夜想曲』で初舞台。2003年、当時の親会社近畿日本鉄道の事業撤退による劇団解散危機の時に「OSK存続支援の会」メンバーとして活動。2004年、新たに旗揚げしたNewOSK日本歌劇団の立ち上げメンバーとなりました。この頃から座長公演を任される機会が増え、劇団の中心を担う男役スターに成長。そして2018年、前トップスター高世麻央さん退団のあと新トップに就任。「唯一無二の男役」として2019年春のおどり「春爛漫桐生祝祭」、「STORM ofAPPLAUSE」で新橋演舞場、道頓堀松竹座でお披露目公演。この年、2019年度の咲くやこの花賞を受賞されました。しかし残念なことに「2020年春のおどり」公演は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で松竹座、新橋演舞場とも中止。ファイナル公演として予定されていた京都南座公演も中止。OSK大ファンのノイリンも「なんでやねん!」と残念でなりません。そんななか、2014年6月以来、6年ぶりに今夜「大人の文化村」にお越しいただきました。
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特集「新型コロナウイルスに負けへんで」、第2波の襲来に万全の注意をはかりながら、新しい生活様式にどう向き合っていくか?今夜は「株式会社アスウェル」専務取締役黒川哲子さんにお越しいただきました。
黒川さんは昭和22年富田林のお生まれ、富田林高校を卒業後、道修町のシオノギ製薬に勤務されます。そして、昭和45年、ビル管理会社を創業、平成22年、社名を現在の「株式会社アスウェル」に変更されました。ご主人、黒川健三さんが代表取締役となり、哲子さんは子育てをしながら社業にまい進。ビルメンテナンス業は創業当時まだ珍しかったものの、現在では多くの会社が参入して、競争も厳しくなってきたということです。そんななか、いまから15年あまり前の平成17年、哲子さんが奈良のある神社を訪れてあまりにも荒れ果てた姿をみたことから「古き良き建物を利用・活用」して次世代に残していく仕事の大切さに気付かれます。その数日後、府の指定有形文化財、泉南郡田尻町の「田尻歴史館」が指定管理者を募集しているというニュースに飛びつき応募。平成28年、耐震改修のため休館となるまでさまざまなイベントやウエディングの会場として多くの人たちに利用されてきました。ほかに東大阪市指定文化財「河澄家(かわずみけ)住宅」の指定管理とともに、2015年4月から大阪のシンボルのひとつ、「大阪府立中之島図書館」の指定管理者となり、様々な展示、イベント、講演会やワークショップなど実施。今年から、富田林じないまち4施設の指定管理者に選ばれたました。古い歴史あるものには、多くの人たちの記憶が残っている。それを利活用していくことが「まちづくり」になり、誇りに繋がっていくという黒川専務。休業要請が解除され、ようや施設が開館となりましたが、アフターコロナの時代をどう切り開いていくのか?今夜は、2016年4月以来2度目のご出演です。
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特集「新型コロナウイルスに負けへんで」第6回目、今夜のお客様は「株式会社王宮(道頓堀ホテルグループ)」専務取締役、橋本明元さんです。
橋本さんは1975年大阪うまれの大阪育ち。お祖父さんが中国からに日本にわたりいまの道頓堀ホテルの前身を立ち上げられました。中学から大学までを一貫校ですごし、受験がなかった分、自分の人生についてゆっくりと考えることが出来たという橋本さん。大学卒業後は周りからは道頓堀ホテルへの入社をすすめられるもあえて他の福祉関係の企業に入社。そして社会人2年目の時に、自分のルーツである中国の揚州を訪れ、おじいさんの故郷を見た時に感動して心が震え、おじいさんが苦労して作り上げたこの会社に初めて愛着を覚えた橋本さんはその後道頓堀ホテルに入社。しかしそのときは会社の中に居場所がなく一念発起して中国に留学。現地のホテルで4年間修行したのち帰国。そしてそのときの体験をもとに道頓堀ホテルのイメージをかえる様々なアイデアを打ち出して話題のホテルに生まれ変わらせました。以来、大阪、関西のインバウンドブームを牽引する活躍を続けてきた橋本さん。そこに突然襲ってきた新型コロナウイルス感染症、その猛威の最前線にさらされているのが観光、ホテル業界といえます。今夜は2013年8月以来、7年ぶりのご登場です。
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