Posts tagged: 2018/08

おとなの文化村(528) 松竹新喜劇 植栗芳樹さんと渋谷天笑さん

今夜のお客様はこのたび「劇団創立70周年記念公演」を開催することになった松竹新喜劇からお二人の若手をお迎えしました。

植栗芳樹さんは1981年・昭和56年、大阪府の出身。平成19年9月「松竹新喜劇」に入団、コミカルで元気な演技が特徴で、どんな役にも一生懸命にぶつかる姿勢で劇団以外の公演やテレビ、CMなど数多く挑戦されています。渋谷天笑さんは1984年・昭和59年、大分県の出身。平成22年4月「松竹新喜劇」に入団。胡蝶英治として活躍、昨年9月公演より二代目渋谷天笑を襲名。劇団きっての若手二枚目俳優として、舞台のみならず映像での活動も積極的に取り組んでおられます。来る9月3日から道頓堀松竹座で開幕する今公演では、人情喜劇の名作、茂林寺文福~曾我廼家十吾作の「人生双六」を、主人公宇田信吉役を藤山扇治郎さんが、その友人浜本啓一役を植栗さと天笑-さんがWキャストで演じることになっています。今夜は、次の時代を背負うフレッシュなお二人から見どころをはじめ、劇団設立70周年にかける思いなど、たっぷりと語っていただきましょう。

これに関連する記事

おとなの文化村(527) 上方噺研究家 狐狸窟彦兵衛さん

今夜のお客さまは上方噺研究家の狐狸窟彦兵衛(こりくつひこべえ)さんです。

狐狸窟彦兵衛さん、本名 彦坂真一郎さんは1958年(昭和33年)兵庫県の生まれ。大阪池田市で幼稚園から高校までを過ごし、1982年 大阪市立大学を卒業、読売新聞大さん本社に入社。神戸支局、洲本支局、大阪本社経済部、メディア戦略室勤務をへて、2003年、岡山支局長、2005年、奈良支局長として活躍されたあと、広告局、大阪読売サービス出向をへて2016年神戸総局、大阪本社記者として勤務されています。中学生の頃から落語が大好きでしたが、就職後は寄席通いもままならなかった彦坂さんですが、インターネット担当の時に落語中継を企画したのをはじめ、奈良支局時代に笑福亭純瓶さんらと出会い落語や講談の脚本執筆、落語会の開催などを手掛けられました。そして2015年から「よみうり文化センター天満校」で、笑福亭純瓶さんと「噺家と行く落語散策そぞろ歩き」を開講、この度3年間のテキストをまとめて「笑福亭純瓶と行く上方噺三十六景、落語散策そぞろ歩き」を出版されました。新聞記者としても長いキャリアを持つ彦坂さんならではの内容となったこの著書の紹介を中心に、今夜は彦兵衛さんに文化村の高座に上がっていただきましょう。

これに関連する記事

おとなの文化村(526) 大阪くらしの今昔館 谷 直樹さん

今夜のお客さまは「大阪くらしの今昔館」館長の谷直樹さんです。

谷直樹さんは1948年兵庫県のお生まれ、幼稚園から高校までは大阪市旭区で育ち、京都大学建築学科、大学院博士課程を修了されました。建築歴史、博物館学を専攻され堺市博物館研究員をへて大阪市立大学に奉職、講師、助教授、教授をへて2013年大阪市立大学名誉教授に。その間、1991年から「大阪市立住まいのミュージアム」愛称「大阪くらしの今昔館」の企画・設計にかかわり、2001年の開館後は館長としてその運営を担当されています。実物大の江戸時代の町並み、当時の年中行事や暮らしの体験、特に「きもの」体験が外国人の評判を呼び、インバウンドが訪れたい博物館として人気を集めています。また、様々な企画の特別展を数多く開催、多くの来館者が日々訪れています。今夜は、現在開催中の「特別展 大大阪モダニズム」の見どころをはじめ、近代大阪の町、暮らしの精密な模型の展示などが評判を呼び、大阪の新名所となった「大阪くらしの博物館」について、館長みずからたっぷりと語っていただきます。

これに関連する記事

1 / 212

WordPress Themes