おとなの文化村(638) なにわにしたしむ会 滝北由子さん

今夜のお客様は「なにわにしたしむ会」主宰の滝北由子さんです。滝北さんは1962年大阪府池田市のお生まれ。子供の頃からの夢は茶道家・華道家になることだったのですが、学生時代に留学経験をさらに充実させようとオーストラリア・パースの語学学校に留学、のちに縁があってキャンベラに移動。そこで出会ったアメリカ人移民のホストファミリーのもと、ワーキングホリデービザで働きながら語学学習を続け、ホストファミリーのいろんな国の友人のご家庭を訪ねながら世界一周も経験しました。1988年帰国、結婚。1997年からご主人の転勤でタイ・バンコクへ移住。最初の二年はタイ語語学学校に通いながら東南アジアをめぐり、三年目にはマグサイサイ賞を受賞されたドゥアン・プラティープさんのNGO団体でタイ最大のクロントゥイスラムの子どもたちの教育支援に関わり、日本にもどった2000年からアフリカとアジアの女性と子どもを支援するNGO団体の事務局長として16年間従事してこられました。現在、英会話と国際理解教育と文化の倶楽部「GAIA(母なる地球)」を主宰。日本ユネスコ協会 エリーニ・ユネスコ協会理事として活躍。2011年、東日本大震災の時に200をこえる世界各国から支援の人たちが集まる姿に心を動かし「日本人の世界にとっての役割な何だろう」と日本人、大阪人の誇りを取り戻し未来を創造することを目的に「なにわにしたしむ会」を始めました。今夜はいま計画中のイベントのお知らせなど多様な活動の一端に迫りたいと思います。

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おとなの文化村(637) 大蔵流狂言方能楽師 網谷正美さん

今夜のお客様は「大蔵流狂言方能楽師」網谷正美さんです。

網谷さんは1947年(昭和22年)京都のお生まれ。1965年、京都大学入学と同時に、狂言研究会に入会して木村正雄さんに師事。1971年、同志社高等学校に勤務、国語の先生として教鞭をとるとともに「能楽養成会けに入会、四世茂山千作に師事。以来41年にわたり二足のわらじを履続け、2012年同志社高等学校・中学校を退職するまで41年間にわたり2足のわらじをはき続けてこられました。1984年に、同門 丸石やすし・松本薫さんらと共に「三笑会」を結成。27年間にわたり、年5回の「狂言三笑会」を開催、2011年のファイナル公演まで131回数を重ねました。現在では各地での公演活動、また京都学生狂言研究会をはじめ、京都・大津・鹿児島に稽古場を持ち、狂言の普及に努めておられます。好きな物:「閑居して不善を為す」こと、嫌いな物:意に染まぬ束縛、尊敬する人:四世茂山千作をはじめとする、存在感のあるすべての役者と語る網谷さん。おとなの文化村では久しぶりのテーマ、狂言師。しばし600年の歴史を持つ笑い、喜劇の世界にいざなっていただきましょう。

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おとなの文化村(636) 街角企画株式会社 山本一馬さん

今夜のお客様はまちづくりコンサルタント、街角企画株式会社代表取締役山本一馬さんです。

山本さんは1972年(昭和47年)三重県四日市市のお生まれ。幼少期に通天閣の近くに引っ越し、大阪府立高津高校から大阪大学に進み環境問題や建築を学び、卒業後は海外に留学して有名建築家になろうと目論み、本を読みあさり、図面を描きながら、大学に泊まり込んでいた4年生の時、阪神淡路大震災に遭遇。在学中に震災復興に携わる中で、人とまちを結びつけるまちづくりこそ大切だと感じ、1997年(平成9年)、大学院終了後、阪神淡路大震災の復興を手がけるコンサルタント会社に就職。その後、2004年(平成16年)街角企画株式会社を設立。この間、大阪、京都を中心に、地域住民や商店街、事業者などのコミュニティが取組むまちづくり活動やにぎわいづくり、防災活動をサポート。来月10月には大阪市中央区が主催する、水辺の魅力と船場の魅力の体験ツアーを、ノイリンもお手伝いしながら開催する予定です。趣味は、ねことスポーツ。年2回の清流でのカヌーと毎月の靱公園でのテニスが理想ですが、現実は、超運動不足で、自宅でも職場でもねこと戯れる日々が続いているという山本さん。今夜は、お家でねこちゃんたちも聞いているでしょうか?

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