おとなの文化村(584) プールボランティア 岡崎寛さん 織田智子さん

今夜のお客さまは認定NPO法人「プールボランティア」理事長の岡崎寛さん、事務局長の織田智子さんのお二人です。

「プールボランティア」は1999年5月に団体設立、今年で、20年目。「障がい者は専用のプールへどうぞ。」そういった風潮があった今から20年前、NPO法人プール・ボランティアは活動を開始しました。「障害者も高齢者も健常者と同じようにプールを楽しめる社会の実現を目的」として、水の楽しさを伝え、水泳指導を行うほか、リハビリテーションのための水泳補助器具の開発や障がい者対応研修など、大阪を中心にその活動を広げられています。これらの活動が認められ、本年「第7回スポーツ振興賞」「第22回なにわ大賞・準大賞」を受賞。2020年東京オリンピック・パラリンピック、2021年にはワールドマスターズが関西で開催されます。「水の世界もバリアフリーに!を日本全国どこででも当たり前にしたい」と活動を続けるプールボランティア。第9回大阪マラソン オフィシャル寄付先団体として「スポーツ・文化を支える」大阪をスポーツの力で元気に!そして日本を元気に!と頑張る理事長の岡崎 寛さんは学生時代は競泳選手。1999年、大阪の民間会社に勤めていたとき、障害者の方がプールに来られてもハード・ソフト両面で利用しにくいということが気になり、何か水に関係するボランティア活動をしたいとNPO法人格を取得し活動を開始。事務局長の織田 智子(おだ・ともこ)さん学生時代は飛飛び込み競技の選手。百貨店勤務、専門学校パソコン講師、DTPデザイナーを経験され、岡崎理事長に賛同して一緒にプール・ボランティアを立ち上げられました。夕方までプールで指導してきたお二人、こんどはスタジオに入ってのトークを披露していただきましょう。

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おとなの文化村(583) 写真家 甲斐扶佐義さん

今夜のお客さまは9月21日(土)より世界遺産・二条城 二の丸御殿台所で「京都詩情」初回顧展を開催される写真家の甲斐扶佐義(かい ふさよし)さんです。

甲斐さんは1949年大分県大分市生まれ。11歳で写真の撮影を開始されます。1972年、 岡林信康、中尾ハジメらと喫茶店「ほんやら洞」のオープンに携われます。「創造的無秩序」と呼ばれる雰囲気で多くのファンを有した京都の伝説的喫茶店・ほんやら洞、惜しくも2015年に焼失。また1985年から木屋町では様々な文化人が集「Bar八文字屋」のオーナーとしても知られ、店を訪れた人々を作品のモデルとしても起用しています。また文筆家として、90年代に京都新聞紙上でフォトエッセイを連載。現在も写真と並行して執筆活動を続けておられる。京都市とアンスティチュ・フランセが主催する現代美術のイベント「ニュイ・ブランシュKYOTO 2019」の一環として、京都を撮り続ける写真家・甲斐さんの初回顧展が開催されます。

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おとなの文化村(582) 書家・アーティスト 紫舟さん

今夜のお客様は、 書家・アーティストであり大阪芸術大学教授をされています紫舟さんです。

紫舟さんは、日本の伝統文化である「書」を、絵、彫刻、メディアアートへと昇華させ、文字に内包される感情や理を引き出していかれます。その作品は唯一無二の現代アートであり、日本の思想や文化を世界に発信していると言えます。代表作にNHK大河ドラマ『龍馬伝』、美術番組『美の壺』、伊勢神宮『祝御遷宮』、内閣官房『JAPAN』、ディズニー・ピクサー『喜悲怒嫌怖』、SHISEIDOグローバル展開製品のパッケージ、など、数えたらきりがありません。2014年、フランス・ルーヴル美術館地下会場でのフランス国民美術協会展にて、書画で金賞、彫刻で最高位金賞を日本人初のダブル受賞。翌年同展の「主賓招待アーティスト」に選出され、日本人では横山大観以来の快挙となる。2015年、イタリア・ミラノ国際博覧会にて日本館のエントランス展示を手掛け、同館は展示デザイン部門で金賞を受賞。2017年、天皇皇后両陛下(現、上皇上皇后両殿下)が『紫舟』展に行幸啓され、紫舟は拝謁の彌榮を賜り、自ら作品をご案内されています。社会活動として 2006年 書の文化普及活動「ラブレタープロジェクト」主宰 2011年 震災復興支援活動「日本一心プロジェクト」主宰 2013年 大阪芸術大学 教授を勤めていらっしゃいます。さあ、「書」原点に日本のみならず世界に発信されている紫舟さん!どんなお話になるのか、楽しみです。

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