おとなの文化村(643) 天見温泉「南天苑」 山崎一弘さん

今夜のお客様は天見温泉「南天苑」店主、山崎一弘さんです

南天苑は河内長野市天見にあり、その本館は明治・大正時代に東京駅や日本銀行本店などを手がけた名建築家、辰野金吾の建築の中でも数少ない和風建築のひとつで戦前に堺から天見へ移築されたものです。戦後、南天苑として創業、明治建築研究会の調査の結果、それまで口承だった辰野金吾建築が証明され、2003年「国の登録有形文化財」に指定。旅館業を営みつつ生きた文化遺産として後世にその姿を伝えることになりました。山崎一弘さんは1960年(昭和35年)生まれ、河内長野市ご出身。1982年、大阪商業大学を卒業し大和実業株式会社に入社。1988年株式会社南天苑へ入社、1995年、代表取締役に就任されました。なんばから南海高野線で40分、里山風景の豊かな自然の中に日本庭園3000坪、辰野建築の中でも現存する数少ない和風建築の旅館を引き継ぎながら、観光・文化保存・まちづくりにライフワークとして取り組まれています。今夜は「南天苑」の魅力とともに、山崎さんを先頭に河内長野駅前商店街で「シャッターを開けろ」を合言葉に始まったエリアリノベーション事業など熱く語っていただきましょう。

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