おとなの文化村(601) 大阪大学総合学術博物館研究員 藤浦淳さん

今夜のお客様は「学校法人清風学園常勤顧問」「大阪大学総合学術博物館研究員」の藤浦淳さんです。

藤浦さんは1964年大阪府のお生まれ、小学校6年生の遠足で奈良の二上山へ行き、ガーネットの美しい粒を発見したのをきっかけに鉱物採集の世界に・・・、中学時代も鉱物採集をつづけ、清風高校、岡山大学時代も採集活動に没頭。大学卒業後、1989年、産経新聞社に記者として入社。神戸支局、大阪本社社会部に勤務。この間10年は鉱物から遠ざかる生活が続きましたが、1999年から再開。2000年には「奈良鉱物研究会」を立ち上げられます。産経新聞社では、2006年、社会部次長に就任。初の鉱物連載「鉱の美(いしのび)」を大阪夕刊1面で執筆掲載。2009年には国内3例目となる希少鉱物・マックギネス石を和歌山県岩出市で発見。2011年、産経新聞社和歌山市局長をへて、2012年、文化部長就任。同時に夕刊連載「宝の石図鑑」の執筆を開始、2019年3月まで238回掲載されました。これが本日ご紹介する単行本「鉱物語り(いしがたり)」の原型となっています。2017年、編集企画担当部長兼夕刊編集長に就任、その年に世界で2例目となるピンクデュモルチ石を兵庫県神河町で発見。執筆活動とともに取り組んでいた展示企画では、2018年、貝塚市立自然遊学館で特別展「きらめく宝の石」展を開催されました。そして、昨年2019年、産経新聞社を退社。清風学園常勤顧問とともに、大阪大学総合学術博物館非常勤研究員として鉱物資料等の整理・展示作業に携わり、10月に創元社から「鉱物語り(いしがたり)」を出版されました。来月2月15日から豊中市公民館で「大阪大学サイエンスカフェ講座「鉱物語り~採集から教育まで~」を開催予定という藤浦さん、今夜は産経新聞社での思い出も織り交ぜながら「鉱物(いし)」の魅力、楽しみ、秘密など時間の許す限り伺っていきたいと思います。

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