おとなの文化村 (166回) スルッとKANSAI株式会社代表取締役副社長 横江友則さん
さて今夜は関西エリアの公共交通機関ををネットワークで結び、利用者がより便利に行き来できるように作られたシステム「スルッとKANSAI」の運営会社、スルッとKANSAI株式会社代表取締役副社長の横江友則さんです。
横江さんは1956年生まれの55歳。京都大学法学部を卒業後1980年4月阪急電鉄株式会社入社。そして1995年に鉄道事業本部営業担当調査役に就任。そのときに私鉄王国と言われる関西の私鉄各社をまとめその垣根をとりはらい、それぞれの電車に磁気カードで自由に乗り降りできる画期的なシステム「スルッとKANSAI」の導入の取り組みにかかわることになります。そしてよく年3月「スルッとKANSAI」がスタート。当初は阪急、能勢電鉄、阪神、大阪市営地下鉄、そして北大阪急行の5社でスタート。2000年3月 にはスルッとKANSAI協議会専任事務局が設置され設置と同時に事務局長に就任。同年、株式会社スルッとKANSAI設立と同時に代表取締役専務就任。また、2004年8月には新しい交通乗車決済サービスである「PiTaPa」をスタートさせるなど事業に拡大に努められ、参加鉄道も20社となり近畿一円をカバーする一大システムに育てあげられ、2009年6月以来、代表取締役副社長として活躍中です。またこのシステムは、海外からの観光客、特にアジア圏からの観光客に好評と言うことで 2008年1月 国土交通省から「YOKOSO!JAPAN大使(現VISIT JAPAN大使)」にも任命されるなど関西の観光振興にも尽力されている横江さんです。今夜は私たちも知ってそうで知らない面もあるこのシシテム「スルッと関西」について詳しく伺います。