おとなの文化村 (169回) スポーツキャスター 西澤暲さん

今夜はわたしたち放送業界の生き字引・・とでもいえるでしょうかおそらく現役最高齢スポーツキャスターの西澤暲さんです。

西澤さんは1934年(昭和9年)神戸市生まれの77歳。この6月に喜寿を迎えられた現役スポーツキャスターです。1953年(昭和27年)関西学院大学に入学され、当時できたばかりの放送研究会に入部・・学業そっちのけでアナウンサーになるための努力の毎日 そして3回生の時には学生でありながら 主に大手広告代理店電通大阪支社のラジオ・テレビ局に所属して、数多くの番組に出演。そして1958年(昭和33年)大学卒業と同時に、開局直前の「ラジオ大阪」に局アナ一期生として入社、スポーツ番組で主に活躍したのち、昭和36年に名古屋の中部日本放送(CBC)からの強い要請を受けて移籍されたのち、1968年(昭和43年)神戸に戻り、サンテレビ、ラジオ関西を中心に、プロ野球・バレーボール・アメリカンフットボール・陸上競技など35種目余の実況を担当。日本では稀な、喜寿を迎えるも現役を務めるスポーツキャスターです。西澤さんは 四歳の頃に親戚の大人に「大きくなったら何になりたいの」と聞かれた際に、「相撲放送のアナウンサーになるんだよ」と答えて、周囲をビックリさせたそうですが、「三つ子の魂百までも・・・・」なのでしょうね。初心を忘れず今日までマイクの前で元気に頑張っていらっしゃいます。またその技術を後世に残そうとアナウンサー養成学校の講師や神戸新聞文化センター(KCC)の講師として教壇にたっていらっしゃいます。今夜はラジオ創世期から現在までをマイクを通じて見続けてこられた、その半世紀の歴史を語っていただきます。

これに関連する記事

WordPress Themes