おとなの文化村 (095回) 劇作家 林千代さん
今夜は 大阪が誇る文化である「笑い」をより多くの人たちに提供し、「笑い」を通じてより豊な社会作りに貢献しようと活動しておられる。NPO法人上方演芸研進社mydoの理事長でドラマ・劇作家の林千代さんにお越しいただきました。
林さんのお父様は エンタツ・アチャコに代表される大阪の近代漫才の生みの親である漫才作家秋田實さん大阪市に生まれ 大学卒業後お父様と同じ道に入られ 昭和50年放送作家としてデビュー。父秋田實さんの影響を多分に受けておられる林さんはテレビ・ラジオドラマのシナリオや舞台脚本、漫才台本、漫画の原作シナリオ、小説そしてエッセイなど 幅広い文筆活動を通じて上方の演芸と深く係わってきていらっしゃいます。代表的な作品としては先ごろ亡くなられた藤田まことさん主演の「必殺仕事人」などの必殺シリーズや「部長刑事」シリーズ、そして各局のサスペンスものなど多数。また その実績を評価され、読売テレビ上方お笑い大賞/秋田實賞なども受賞されています。そして2006年3月に先ほどご紹介しました。NPO法人上方演芸研進社mydo(マイド)を 漫才師の喜味こいしさんや「笑い学」の権威、関西大学名誉教授井上宏先生らとともに立ち上げ「笑い」の文化活動を繰り広げていらっしゃいます。今夜は「上方の笑い」についてたっぷりと伺ってまいります。