おとなの文化村 (084回) 落語家 三代目 桂小春団治さん

今夜は新作にそして古典にそしてテレビ・ラジオにまた国内にとどまらず海外公演もと幅広い活動を続けておられる上方落語界きっての国際派 三代目桂小春団治さんをお招きしました。

桂小春団治さんは昭和33年2月15日うまれ 大阪市のご出身。昭和52年立命館大学中退後三代目桂春団治に入門し、桂春幸(はるゆき)となる。そして昭和54年 小春に改名。昭和59年ポニー・キャニオンより「おもしろ英語落語」(カセット)発表。平成9年度文化庁芸術祭新人賞受賞。平成11年に道頓堀中座にて三代目桂小春團治を襲名そしてその翌年、平成12年に世界最大の芸術祭である ソウコットランドのエジンバラ・フェスティバルに落語家として初めて参加、以来 独自の手法である字幕方式を生み出し、システム一式を携えて海外公演を始める。以後各国大使館の主催公演や国際演劇祭の招待公演などで、英・仏・米・独・露・ブルガリア・フィンランド・ベルギー・ノルウェー・トルコ・韓国・カナダなど、のべ10数カ国で公演。またその一方で、平成17年 ソウルシンガー松田一志とのユニット「こは・まつ」で大阪弁のラップ・ミュージック「ごめんですんだら警察いらん」のCD発売 一部でウケる。そして平成18年 文化庁文化交流使に任命され、同じ年にNewsweek誌「世界が尊敬する日本人100」に何故か選ばれる。そして独自の字幕方式落語の世界への普及を目指し落語家で初となる落語のNPO法人「国際落語振興会」設立。平成19年には落語界初となるニューヨーク、ブロードウェー公演を実現。文化庁芸術祭優秀賞もその年に受賞。そして 今月末2回目のニューヨーク公演そして3月にはフランス公演を予定している。

これに関連する記事

WordPress Themes