おとなの文化村(295回) 上方女流浪曲師 春野恵子さん

今夜はいま来月ニューヨークでの公演が話題の上方女流浪曲師 春野恵子さんです。

4〜6歳まで米国テキサス州ダラスで暮らしていたいわゆる帰国子女。東京大学教育学部を卒業後、日本テレビ系の一時代を風靡したバラエティ番組「進ぬ!電波少年」電波少年的東大一直線の家庭教師・ケイコ先生としてデビューし一躍有名に。 その後ドラマ、バラエティ、TVCM、キャスター、モデルなど芸能界で大活躍されたのは記憶に新しいところですね。そしてそんなキャリアを投げ捨てて、2003年、上方浪曲界の重鎮である、大阪市無形文化財保持者・二代目春野百合子に、国立文楽劇場の楽屋で弟子入りを志願、翌年、頭を丸坊主にして大阪に移り住み、修業を重ねることとなった春野さん。そして3年間の修行ののち2006年に初舞台を踏み、そしてその後は精力的に公演を重ねられ現在ステージ数は年間200以だとか、また、浪曲を身近に感じて頂くため、子どもからお年寄りまで皆さんに楽しんで頂ける浪曲ワークショップ付きのライブ「春野恵子のROUKYOKU ROCK YOU!」を各地で行うほか、「京山幸枝若が春野恵子をシゴく会」「春野恵子の武者修行 十五番勝負」「恵子&初月の東京・浪曲巡業の旅」「春野恵子のカフェde浪曲」などの企画公演も積極的に行うなど浪曲を幅広く知っていただくための活動に毎日頑張っておられます。そして2012年には咲くやこの花賞大衆芸能部門を受賞され、昨年は入門10周年の区切りを迎え英語浪曲や新作にチャレンジ。今夜はニューヨーク公演が目前のいまノリにのっている春野さんの浪曲への熱い思いを語っていただきます。

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