おとなの文化村(426回) 小説家・ノンフィクション作家 上田賢一さん
今夜のお客様は小説家、ノンフィクション作家の上田賢一さんです。
上田さんは1949年 和歌山県有田市のお生まれ。 1970年 関西大学経済学部在籍時に、日本のロック・フォークのイベント「Be-in LOVE ROCK」後の「春一番コンサート」を福岡風太と主催。その後、タウン誌「プレイガイドジャーナル」の編集に関わり、コラムなどを連載されます。またギタリスト中川イサトのアルバム『1970』(URC)『お茶の時間』『黄昏気分』の制作に作詞者として関わり、以後、憂歌団、河内家菊水丸、京都看護大学校歌などを手掛け、坂本龍一の「福岡アジアマンスのテーマ・ASIAN FLOWERS」などの企画制作に携われました。1975年、毎日放送、FM大阪に番組構成者として参加、以後10年間、ラジオ・テレビの番組構成者を主な職業とし、ここFM大阪の「水沢アキ、大橋純子のファッショナブルサウンド」ほかMBSラジオ、ニッポン放送、ABCテレビ、テレビ大阪など多くの番組を担当。1983年、中国を自由に歩けるツアー「上海フリーツアー」に1920年代の西洋建築群が見たくて参加。和平飯店で「和平飯店老年爵士楽団(Peace Hotel Old Jazz Band)」に出会い、10回以上渡航。その紀行文を「月刊PLAYBOY」誌に掲載。これをきっかけに、以降は活字の世界に入ることになります。 主な著書に、「上海パノラマウォーク」「京の町家・次の千年続けます」「猛虎伝説」「上海ブギウギ1945〜服部良一の冒険」「コテコテ論序説〜ナンバは日本の右脳である」「バンドマン遠山新治の物語」をはじめ、今年7月には「エンタツアチャコのぼくらは探偵」を(河出書房新社)から出版されました。今夜は、この新刊のご紹介はじめ、ユニークな経歴は言うに及ばず、いまもさまざまな顔を持つ上田賢一さんを、徹底、いえ少しでも・・・解剖していきたいと思います。