おとなの文化村(535) ピアニスト 小川理子さん

今夜のお客さまはパナソニック株式会社執行役員、テクニクスブランド事業担当でピアニストの小川理子さんです。

小川理子さんは1962年大阪のおうまれ。3歳の頃からピアノを始め、様々な音楽に親しんでこられました。1986年慶応大学理工学部を卒業、松下電器産業(現在のパナソニック)株式会社に入社、以前から憧れていた音響研究所に配属、音響機器の企画、研究開発、商品化などを担当。1988年に開発した薄型壁面型スピーカーはウィーン国立歌劇場に納入、バックロードホーンスピーカーはニューヨーク近代美術館に永久保存されています。また幼少のころからジャズのレコードを聴いて独学でジャズを習得、大学時代に友人とバンドを組み演奏活動を開始。松下電器入社後は多忙な生活が続き、いったん演奏活動を中断されますが、1993年にニューオーリンズジャズドラマーの上司とともに音楽活動を再開。以降、Eネット事業本部、パナソニックスカラシップ社長など全社のCSR社会貢献の責任者などを経て、2014年からホームエンターテイメント事業部のオーディオ成長戦略を担当。テクニクス事業推進室長、担当役員として「一度は消えたテクニクスブランドの復活」をけん引されてきました。この間、アメリカでのジャズフェスティバル5年連続出場、など内外でジャズピアニストとして活躍する「二足のわらじ」を履き続けて、2013年に20周年リサイタルを開催、関西フィルハーモニーとの共演など精力的に活動をつづけ、現在までに14枚のCDをリリースされています。昨年2月には文芸春秋社から著書「音の記憶、技術と心をつなげる」を出版されました。今夜は、先日リリースされた最新のCDをお聞きしながら、小川さんの二足のわらじ人生をお伺いしましょう・・・。

 

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