今夜のお客様はいま大阪府下を回壇されている「伊勢大神楽講社」山本源太夫社中から杉浦康博さん、斎藤晋さんお二人の神楽師にお越しいただきました。
国指定 重要無形民俗文化財である伊勢大神楽とは、三重県、桑名に本拠をおき、400年以上も昔、お伊勢参りが叶わぬ遠隔地に住む人々のため、古くは伊勢神宮、現在では三重県桑名市の伊勢大神楽講社の神札を持ち日本各地を旅をする獅子舞の家元、そこで演じられる芸能です。第363回に出演いただいた山本勘太夫さんが「一般社団法人伊勢大神楽講社」の代表理事として活躍。いま「講社」には五つの家元が参加していますが、例年この時期に大阪府下を回壇しているのが、伊勢大神楽の黎明期から活動する宗家「山本源太夫社中」です。本日お越しの杉浦康博さんは 1973年生まれ。愛知県出身。 10代中頃から、映画、テント芝居を観る様になり、18歳の大学浪人中にテント芝居に関わり4ヶ月間、役者として全国各地を巡業。その後も野外劇を主に現在まで芝居を続け、いまも劇団「心中椿」所属。 同時に23歳の時、遺跡発掘のアルバイトで知り合った芸人さんに誘われ、伊勢大神楽のお手伝いをしたことがきっかけでその後入門。38歳の時に山本源太夫社中に移籍したというユニークな存在。斎藤晋さんは 1976年生まれ、新潟県出身。血液型はO型。 東京で暮らしていた際に知り合った芸人さんに紹介されて山本源太夫社中へ入門。以来今日まで仕えてきて、伊勢大神楽での主な役割はチャリと呼ばれる道化師。総舞ではいつも多くの笑いを集める人気者という経歴で大阪での仲間も多い持主。9月には新世界で開催された「路地裏の舞台にようこそ2025」に登場。わたしたち大人の文化村仲間の新世界ZAZAの前で曲芸、獅子舞の奉納をされたそうです。過去900回の放送でコロナ以外での休演はなかったはずのノイリン。伊勢大神楽を見に琵琶湖の離島「沖島」へでかけ、放送をズル休みしたという神楽隠れファンなのであります。

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900回目のお客様は「産経新聞大阪本社報道本部社会・文化ユニット客員特別記者」亀岡典子さんです。
亀岡典子さんは昭和33年生まれ、大阪府のご出身。立教大学日本文学科卒業後、平成2年(1990年)産経新聞大阪本社に入社。文化部で、歌舞伎、文楽、能狂言をはじめとする古典芸能を中心に、現代演劇など演劇全般を担当。産経新聞紙面で、コラム「離見の見」、インタビュー記事、劇評などを執筆されています。また、現在は休刊になった歌舞伎専門誌「演劇界」にも劇評やインタビュー記事などを執筆。古典芸能の講座の講師や聞き手など長年にわたり活動されています。また、パリ・オペラ座で史上初めて開催された12代目市川團十郎らによる歌舞伎公演をはじめ、アルジェリアで初めて開催された文楽公演など、古典芸能の海外公演にも同行取材するなど、昨年開催された「日本プレスクラブ30周年記念講演会では「伝説の記者」と紹介されました。著書に「文楽ざんまい」「夢~平成の藤十郎誕生~」(淡交社)、共著に「梅若六郎家の至芸」があり、京都芸術大学舞台芸術学科非常勤講師を務めておられます。「なにわルネサンス大人の文化村」第900回の記念ゲストはぜひ亀岡さんにと、ノイリンたっての希望でのご出演となりました。

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今夜のお客様は「株式会社ムーラ」代表取締役、空間デザイナーの中川 泰章さんです。
中川さんは1978年大阪生まれ、大阪府立夕陽丘高校をへて大阪芸術大学芸術計画学科を卒業したのち、長野県伊那技術専門校木工科で1年間無垢板を使った木製家具の製作を学びました。卒業後、130年続く伝統工芸軽井沢彫の老舗家具店で木工職人として従事。その後、大阪に戻り、家具・インテリア設計会社を経て2015年株式会社ムーラを設立。主に、飲食や物販等の店舗を中心としたデザイン/設計業務に取り組み、商業施設や宿泊施設、キャンプ施設などの建築デザイン、フードホールやライブハウス、アートギャラリーの設計など、さまざまな空間を手掛けられています。ノイリンの会社せのやが京都で経営するアートショップ「nuunu」や万博の店舗も中川さんのデザインです。2022年には、設計した「タグボート大正」が大阪市の都市景観資源として登録されました。大阪芸術大学在学中、春休みに1か月半バックパックを背負ってのヨーロッパ半周旅に。偶然にもウィーンで開催されていた「倉俣史朗展」に出会い、展示されていた椅子「ミスブランチ」を見て、機能する家具であり美しいアートでもある、今まで知らなかった世界を目の当たりにして、この時、家具デザインの道に進もうと決意したという中川さん。家具デザインついて、のぐったんとお話しできればと楽しみだそうです。

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